日々つれづれ(仮)

他愛もない日常と趣味などを
上から目線でつづっていますが、
まだ(仮)です。
自らの備忘録でもあります。

ある駅にて。

2012-11-15 18:30:00 | 日記
この間、思い立ってある駅にaさんに会いに行った。
aさんとは、「家事が忙しいから異動したくない」といって私が辞めるきっかけを作った人だ。
もう2年会ってない。

aさんには派遣同士良くして頂いたがしかし、一方で主婦ならではの強引さも生かし社員になってからは異動したくないを通した。(結果的には通らなかったようだが)
社員同士の業務権限の奪い合いと席取り合戦に私自身も異動直後になすすべもなく巻き込まれた。
暗黙の了解で居させてもらっているのに、さらに居る意味が欲しいので業務をよこせと言って来た。
さらにその業務をaさんと彼女を社員にした上司の2人に反発する社員さんが、どちらが処理しているかIDをみてチェックしていることにも気付いてしまった。
彼女が異動しないことに対して明確に反発してあからさまに嫌味をいう既存の社員さんだった。私はその人とも一緒に仕事をしなくてはならなかった。
ろくに話をしたことのない人だった。(実は上司ともあまり話したことがなかった)
毎日横で席よこせ仕事よこせと言われて板挟みにあっていたら、強いプレッシャーの結果あっという間に病気になり(私が)、強引に辞めることになってしまった。

暗黙の了解で座っているのをかばわなければならない立場にあって、私は誰にも悩んでいることを相談できなかった。
相談したらどっちかにつかなければならないようでとても嫌だった。
社員同士の派閥争いに巻き込まれて派遣はひとたまりもない。
自分に反発している社員のところにいって、私の悪口を吹き込み追い出そうと画策したり、それはもう異動しないための運動盛んだった。
私はそういうの止めてほしいと言うとaさんがさらに落ち込んでしまいそうで、言い方をずっと考えていた。
仕事を覚えていいのかいけないのか、そんなことも独りで悩んでいた。
それに他の社員さんに相談したら上司があからさまに機嫌が悪くなるし、aさんとは派遣仲間と一緒にお昼を食べていたので愚痴としてこぼすこともしにくかった。
何より、誰かに相談したらaさんの席がなくなってしまいそうな気がして、それもさらに自分を追い詰める要因となった。
私なりにはタイムシートのサインを他の社員ではなくaさんにもらうようにしていたが、彼女が欲しいのは業務だった。
私は業務に強い執着はなかったが、内々で良いからaさんが業務担当になるという上司の指示が欲しかった。
彼らは業務の融通を私の気持ちに託したようなところがあったが、周りが反発している中で派遣の私がそんなこと決められるハズもない。
その仕事をどちらがやってるかIDを見ればまるわかりなのに。
上司はaさんを社員にしたのは俺だ、aさんが一緒に仕事をしたいというから(私が)異動になった、異動しないことに協力してほしいと言い、次第に俺はaさんの味方だ、と言うようになった。
味方ということは敵なのか、と虚しくなった。
派閥を作るような器の小さい人の下についたスキルは残念ながら持ち合わせていなかった。
病気になり薬を飲み出したら、何度も聞かれたのでメンドウになって本当のことを話し、上司は大きな仕事を引き受けたばかりだし黙っていて欲しいと伝えたが、
次の日、話すために会議室を予約したと言われあっさり共有することとなった。
毎日席でもaさんから反発する社員さんの悪口が下りてきていたが、こちらへの対応が厳しいとはいえこれから同じグループで一緒に仕事をしていかなければならない社員さんだったこともあって、私個人がその悪口にどう対応したらいいのか同調するべきなのか中立するべきなのか一人で困惑していた。
自分の席がどこにあるのか確定しないようでとても不安だった。
aさんも不安のようだったが、社員ですよね、どこかに席はありますよ。と思っていた。
私が異動したのは彼女が一緒に仕事しようと引っ張ってくれたためだったが、これなら前のグループに居て契約満了で切ってもらったほうがずっと良かった、と思った。
次の職場に行っても似たようなオフィス環境とまずいことに取引先であったために会社名を連呼され、オフィス環境とEXCELの拒否反応が起こるようになり、病をふかくし、この10年食い扶持としてきた仕事を手放さなければいけなくなった。
彼女と彼女の上司をこの2年恨み続けていた。一日も忘れたことはない。
彼らはなんと言っても社員だ。苦しい環境にあっても生活を手放したわけではない。
カウンセラーに相談したとき、「その人たちが派遣上がりだから、いまだに派遣の感覚も持ち社員になったことで派遣に対する気持ちの上下関係を合わせ持っていて、かえって派遣の扱いが荒いのではないか」と言われ、妙に納得した。

aさんは改札を出たところに立っていた私を見てすぐ気付き、、満面の笑みで近づいてきた。
久しぶりー元気~?どうしたのこんなところで。というやつだ。
同級生と待ち合わせなんです、と嘘をついた。待ち合わせまであと一時間ほど。とか。
お茶でもすることになった。
私自身どういう受け答えをするのか自分でもわからなかった。
でも、結局は一緒に机を並べていたときのようにできるだけ穏やかにモードで接していた。
そうだ、心の中は黒く葛藤していたけれどいつもにっこり従順な感じで接していた自分がいたことすら忘れていたが、話しているうちに勘を戻してきた。
○さんは穏やかでいいわね、と言われた。
彼女の周りは殺伐としているのだろうか。
結局彼女の思う100%の状態にはならなかったようだ。
もうどこに出向してもいいんですか?と聞いたら苦笑いしてうなずいた。
あんたは病気で辞めたのよね的な目をしてこちらを見ていた。
おごってくれた。
結局出してもらった。
別れるときも明るい別れ方だった。
改札に戻る。少しして歩き出す。
ここまで6キロ。家から歩いてきた。

次の日。最近PCの中の整理をしていたらアドレスを保存していたのを偶然見つけたのだ。
お礼のメールをした。ごちそうさまでした、久しぶりにお会いして、、、
仕事が終わったころメールが来た。
その普段だったら他愛もない文章のそのメールを見て、私の中でプチンとおちたものがあった。
出先だったが一気にメールを作った。
異動出向を受け入れた様子を見て、あの時どうしたら異動せずに部署にいられるかさんざん答えのないことを考え続けたことが夢のようだと。
辞めざるを得なかったですよ。
誰にも相談できませんでしたよ。
そのことで私は人生棒に振りましたよ。
それは全て自分で決めたことですけど、とも付け加えた。
置かれた場所で花開かせてください、と締めくくった。
上司からも少し前にメール変更の知らせが来ていたので、ぶしつけだとは思ったが、BCCにアドレスを入れて送っておいた。
返事はなかった。

私のとった行動はかなり怖い部類に入るのだろう。
理性が働いている。
もう行かない。
あいつのために人生に悪影響を及ぼすのも体調を悪くするのももうたくさんだ。

前の日はオーストラリアで皆既日食が見れた日だ。
しかも今は水星が逆行中で過去が帰ってくるとき。
こんなきっかけも食と逆行のせいにしておこう。(ちょい修正しました)
#弥生台

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5 コメント

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時間にも解決できないこと (tomoyo)
2012-11-22 17:44:40
長く苦しい日々があったのですね。いえ、今もなお
癒えない傷のことを思うと胸が痛みます。

私も周囲からは穏やかな人と言われ自分でも
そうありたいと思い続けていますが、私にも
どうしても許せない人がいて。それには深く複雑な
理由があるのだけれども、その経緯と事実よりも
何よりも許せないのはその人の「平気な笑顔」
なのです。

人を憎むことの苦しさに心は何度も崩壊しかけて
、いつか時間が解決すると自分を宥めても
ふとしたきっかけからおぞましいフラッシュバックに
打ちのめされて眠れなくなり、動けなくなることが
何度もあります。

生きていくために闘わなくてはならない
それぞれの事情があるにしても、
他人に負わせた傷を自覚しない「笑顔」は怖いです。
二度と見ないようにしなくてはなりません。
自分をまもるためです。
返信する
怒りは手放すのが難しいですね。 (haru)
2012-11-23 01:07:17
お気遣いありがとうございます。
スミマセン、変な日記で…
tomoyoさんも苦しまれているのですね。
お辛いですね
かえって思い出させてしまったのではないですか…?ごめんなさい

会わなければ忘れる・日常が忙しくなれば薄れていく、そんな風に思っていたのですが(それで大抵は成功していました)、今回はそのケースに当てはまらなかったのです。
これで気持ちに一区切りつける方向に向かえそうな気がしています。
そうですね、自分をまもるために、二度と見ないように。

人を憎む恨むと言う行為は、結局は自分を蝕みすり減らしていくものだなぁと思います。
最終的には落としどころを自分に持ってきて、怒りを相手と切り離せれば楽になるのでしょうが、これがなかなか…
神様仏様のようには行かなくて、七転八倒するあたりがいかにも人間です。

世の中、穏やかに行きましょうといいつつも、結局はこうして強引に自分の主張を通し続けるような人ばかりが自分の居場所を得ていて、穏やかに相手に合わせて言葉を選んで…なんてやってる自分が本当にバカバカしいです。
穏やかに人と接するってあまり必要ではないのかなと思ってしまう…

いただいたコメント、(言葉のプロでいらっしゃるから当然なのでしょうが)ここまでのお言葉を導き出すのには、ご自身も長く苦しい日々をお過ごしでいらしたのかなと思います。
ありがとうございました。
返信する
感謝。 (haru)
2012-11-23 09:55:41
tomoyoさん、いさめてくださりありがとうございました。

あれを見ないようにするために。
自分を守るために。
もう二度とあそこにいくことはないです。
返信する
あ、いえいえ、 (tomoyo)
2012-11-24 02:19:00
先日のコメントの最後の2行は自戒の意味あいのほうが濃厚でありまして、
haruさんの行動をいさめるものではありませんが、
でもやはりそのことが原因で病気になった経験のあることには今後は自分からは近寄らないほうがいいですよね。

haruさんがお仕事を辞められたときの事情(苦悩)をメールで伝えたことはよかったと思います。ずっと我慢していたんですものね。状況は変わらなくても伝わったことはあると思います。

>人を憎む恨むと言う行為は、結局は自分を蝕みすり減らしていくものだなぁと思います。

ほんとうにそうですよね。
悩んでいても眠れちゃう体質?の人は徐々に持ち直していけるけれど、眠れないともうどんどん出口がわからなくなってボロボロになってしまう

どんなに過酷で不条理な現実にぶちあたっても健康を保て日常生活を送れる人もいれば、そうでない人もいて。
自分が後者であることは悲しいけれども認めないといけないことだなぁと…このごろ思っていて、

私なんかは、本当にちっちゃいことでつまずくので、haruさんに助言できるような立場ではまったくないのですけれど、身体だけは大切にしてほしいと思うのです。

それでもって、心を癒すもの、人、景色…へ、お互い、歩を進めていきましょう
返信する
ありがとうございます。 (haru)
2012-11-25 00:33:17
失礼しました
いただいたコメントを読んでいて、やっぱり自分のためにも同じことはしない方がいいなと気付かせていただいたと思って。基本的なことですよね。
ありがとうございます。
気持ちを少しでもメールで投げつけることが出来て楽になりました。しがらみがない関係になって言えたことでした。

>眠れないともうどんどん出口がわからなくなって
ほんとうにそうです。
たまに寝れてもリアルな追体験しているような夢ばかり見ると怖くて目をつぶるのが嫌になるときもありました…(そういうときはなぜか寝れてまた夢を見る…)

>悲しいけれども認めないといけないこと
同感です…
過酷で不条理な現実を待っている人なんて一人もいないのだけど、どこに耐性があるかなんて人それぞれで皆同じような条件であるはずもなく、、、でも人が乗り越えられていることだからと荒波に漕ぎ出していく自分の学習能力の無さに呆然といたします(苦笑)かなづちなのに…

>身体だけは大切にしてほしいと思うのです。
本当にありがとうございます
私の周りは健康な方が多くて喜ばしいのですが、なかなかに厳しいお言葉ばかりをいただいて心が折れておりまして…(自分のせいなのでしょうが)心にしみます。
私も小さなことでいつまでも立ち止まってしまいます。

この2年ほど何に触れても心が引きつったように何も感じなかったのに少し変化が出てきたので、いまさら立ち直っても遅いのかもしれませんが前を向かねばと思うこの頃です。

>心を癒すもの、人、景色…へ、お互い、歩を進めていきましょう
はい、癒し系を生活に取り入れたいと思います
ありがとうございました。
長文失礼しました。
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