輸氣を使う整体ブログ

野口晴哉先生の輸(愉)氣という療法を主体とし、二宮進先生が考案した整体を書いていきます。

整体の好転反応作用

2024-10-16 22:13:23 | 日記
整体を受けると、体が敏感になって、
健康を保とうとする動きが高まり、
それに応じて様々な変動が表面化します

それらをひっくるめて、
好転(こうてん)反応と呼んでおり、
この反応は、三段階の反応で現れます

この反応はあくまでも
輸(愉)気(ゆき)に対する反応になります

揉みほぐしなどの好転反応とは、異なります


《第一反応期の弛緩反応》

初めに体がダルくなり、眠気が襲ってきます

体が疲れたように感じるが、どこか快感があります

この第一反応期は、
強張(こわば)っていた体が柔らかく弛まり、
眠っても眠っても眠く、幾らでも眠れる状態になります

食べることを忘れるくらい、眠くなるのが特徴です

大事なことは、
眠ければ眠る
ダルくなったら横になる
食べたくなければ食べなくてもいいのです


《第二反応期の過敏反応》

弛緩反応が治まるころ、
皮膚の下を水が流れるような感覚がしたり、
少し寒気がするようになったら、
過敏の反応期に入ったとみて良いでしょう

この時期は、
熱が出たり下痢をするようになります

また、
身体中が汗ばんで痛みがぶり返したり、まれに高熱が出る人もいます

だからといって、
熱を下げる工夫や薬はご法度です

自然な成り行きに任せるか、
足湯(そくとう)後頭部を部分温浴して、
きっちりと熱を上げましょう

その方が早く経過します

この第二反応期は、
体が過敏状態になるため、痛みがただ ぶり返すだけでなく、途方もない痛みに襲われることもあります
そして弛緩反応が出ると、痛みが治まり、
過敏反応を繰り返します
この期間は、
人によって異なります

1日~数ヵ月とバラつきがあります

身体に不自然(不要=薬など)なモノを多く入れている方は、好転反応の作用が強いようです

大事なことは、
なるべく安静にして、体を冷やさないこと!

体を休める時期と心得る


《第三反応期の排泄反応》

第一反応期の弛緩反応と
第二反応期の過敏反応を経過すると、
第三反応期の排泄反応に入ります

これは、
体の中の老廃物や悪いモノを体外へ排泄する時期です

この時期になると、
神経系統や呼吸器系に異常(故障)がある人は、
皮膚に変化が現れてきます
ほとんどが、
発汗という形で排泄されますが、
色の変わった(黄色・緑・真っ黒・赤など)大便が出たり、大量の下痢をしたり、
色の変わった尿などが出ることもあります
排泄がきちんとされると、身体中の排泄機能が高まります

普段から薬を多く服用している方は、この好転反応の作用が強いようです

体が緊張して、
強張(こわば)り続けていた所が弛み、
普通 なかなか弛まない所も弛み、すっきりと痛みが解消されます

大事なことは、慌てて薬を使わないことです

《好転反応中に注意すること》

この好転反応の経過中に、このような体の変化が現れます
・肌着が汚れる

・爪が伸びやすくなる

・フケが多くなる

・近寄ると臭い

・体内に石を作っている人は、排泄反応になると、
胆石や腎臓結石あるいは膀胱結石が
どんどん排泄されます
 ただこの時期に出る石は塊ではなくて、
 臭い尿として体外に排泄されます

 中には、塊のまま出す人もいます

大事なことは、
反応期が終わっても、すぐに動き出さないこと

体がウズウズして動きたくなるまで、待つことです

好転反応中は、体を健康な状態に戻す作用です

ですから、
薬でこの作用を止めてしまうと、
良い方へ体が変化するのが、遅くなってしまいます

この作用は、あくまでも
輸(愉)気(ゆき)に対する反応によるものです

何度も言いますが、揉みほぐしの好転反応とは、
異なります

マッサージ店で言われる

「[好転反応]が出るかもしれません」と言われた事があると思いますがこれは

「揉み返しがあるかもしれないのでご注意くださいね」

(よって、クレームは受け付けませんよ)という意味合いが込められています




きちんと健康な状態に戻すには、
薬などを使わずに、
自然な成り行きに任せましょう!






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