輸氣を使う整体ブログ

野口晴哉先生の輸(愉)氣という療法を主体とし、二宮進先生が考案した整体を書いていきます。

足湯(そくとう)をするのは体にとって良いことと、部分温浴のあれこれ

2024-09-30 14:02:48 | 日記
足湯(そくとう)という部分温浴をして体の冷えを取り除き、水分をとることで汗をかかせ、体温調整機能を正常します

ですが足湯(そくとう)は、足湯(あしゆ)ではありません

体温は通常 左右違います

希に対して変わらないという人もいますが…

高熱が出たとき
足湯(そくとう)をすると、
その人が出せる体温を強制的に上げることができます
“白血球を増やす”ことで“免疫力がつく”のです
ウイルスや細菌を殺すこともできます
熱が最高点(MAX)まで上がることで、
水分(ゆっくりちびちび飲む)を充分に取り汗をかくことで自然に熱は徐々に下がっていきます

シコリや強ばり、下痢、風邪を引いても高熱が出ない人は、癌になりますよ…条件が揃ってしまう^^;

ですから
足湯(そくとう)はとても有効な手段なのです

高熱は、
体にとって今 必要だから“熱”を出しているのです

体を今よりもっとより良い状態にするために
熱を出すのです

そう考えると、
無闇に薬を使って熱を下げてはいけないのことが分かりますね

体の症状を病気とみなすことで、医療が絶大な信用を得ています

医療介入がひどすぎて、患者が急増しオーバーヒートしていることに気づくべきなのです

【病気になることは、悪いことではない】
という認識を持ちましょう

病気になる前に、
たくさんの警告(サイン)を体は出しています

それが冷えであり、痛みなどの症状と呼ばれるもののです

それらをたいしたことがないと、見過ごしたために起きているのです

薬物療法が逆に毒となっているのが、現状です

冷えている体は、
色々な病気を引き寄せます

交感神経の乱れもその一つ

皆さんが足湯(そくとう)をすることで、
体の芯まで温め体の機能を正常化することができるのです

◇◇
そして疲労というのは、体の或る部分の緊張が
長く続いた場合の現象です


またその疲労感というのは、いつでも全体的に感じるもの



ですから、
全体的な疲労感をどうこうするより部分的に偏っている疲労の塊をどうにかすることで、その部分を全体に広げないようにすれば良いのです


お風呂に入って体を全体的に温めたとしても
或る部分だけが温まらないという事があります


その[部分のみ]をショートカットして偏り疲労が或る程度濃くなっている時に、部分的な入浴法を用いることで、簡単にその部分を弛めることに有効な手段が[部分温浴]となります


身体の冷えの予防には、下半身の保温、
特に足先の保温をすることをお勧めします

年中でも良いですが、特に冬(12月~2月)は、

就寝中に1枚目に薄手のソックスを、2枚目にゆるふわソックスを履き、
日中は、1枚目に5本指ソックスを、2枚目にゆるふわソックスを重ねて履くと良いでしょう

素足は、健康上マイナスです


◆◆◆
☆『足湯(そくとう)

 ……足湯(あしゆ)ではありません
“あしゆ”とは、丁度良い温度の湯加減
  …大体湯の温度は平均 42度辺りでしょうか

◆夏場の水分補給
=5℃以下の水分の方が身体の吸収率が良い

※水を飲む前に水を一口含み1分ほど、くちゅくちゅして口の中をすすいでください
その方が水分要求補給率が上がります※

◇冬場の水分補給=白湯(さゆ)温かい飲みもの・鍋物などを併用すると良いでしょう

または5℃くらいの冷たい水を飲む

寒の水の時期は、一番 お水が綺麗で甘いと感じます


※「お水を飲むときは、1口 口に含み味わうように飲み込む…五臓六腑に染み込むように、ちびちびゆっくり飲む


〈準備するもの〉

タライなど踝(くるぶし)お湯にかぶる位の深めの洗面器)
熱めのお湯
調整する水
湯温計(百均で550円程で手に入ります)
乾いたタオル
靴下
あれば電気ポット(差し湯用)


*部分温浴をする前に、水分を十分とりましょう


1)タライ(深めの洗面器)に通常 お風呂に入る温度
  より3~5℃の高い(かなりあついと感じる温度)
  お湯を張ります
手で温度を確認した時、
それほど熱くないと感じても足を入れるとめちゃ
くちゃ熱いと感じるのは、
それだけ足が冷えていているからです

 お湯の深さは両足をつけて外くるぶしの真ん中が
位です


*近くに電気ポットを置いておくと、 後で差し湯をするとき便利ですよ!

2)お湯に足を浸けたら、6分間待ちます

3)6分たったら、一旦 足を引き上げ足の色を見ます

  赤くなっている方(過敏な処もしくは、正常)は、
  乾いたタオルで綺麗に拭いて、靴下を履いて保温 
  しましょう

4)赤くなっていない足(とても冷えていている、縮んでい
  る、鈍い処、偏り疲労が強い)は、差し湯をし温度調
整をして、追加2分お湯に浸けます

(温まり方に、ムラができている)


*片側に力が入りすぎていると、そちら側の足は太く短くなっている。うつ伏せになると、縮んでいる側の足は短い。

そこで風邪を引いた時に、それを真っ直ぐ伸ばすようにすると、縮んでいる側だけに汗が出てきて、汗が出ると一緒に弛みます。弛むと、一緒にどんどん汗が出てきて風邪が経過する

余分に2分間温めると、風邪は良くなってくる^0^


5)2分たったら、乾いたタオルで綺麗に拭いて、
  靴下を履いて保温します

・夜 足湯(そくとう)の後は、(とこ/寝床)に入って寝ます

※これを夏場=「朝起きたとき」と、冬場=「夜寝る前」にします
秋口=「朝起きたとき」に行いましょう※



☆『脚湯(きゃくとう)

 冬場=「夜寝る前」に行う

・風邪がこじれた時や冷えがひどい時、
 頭の緊張を弛めたい時に効果があります



また便秘にも有効です

便秘にも感受性というものがあり、
物事がスムーズに運ばないという要因もあり
それが詰まりの原因で便秘となりスッキリとしないという現象もあります



旅行へ出掛けると便秘になる人は、
枕が代わると眠れなくなったり
人と一緒に行動を余儀なくされる事で自分のペースで物事を運べないことが、体の要求として現れてしまうのです


これは、足湯(そくとう)の膝下バージョンです

・バケツなど、さらに深い容器を準備します

やり方は、足湯(そくとう)と同じですが、
時間は、『8分』になります


*脚湯(きゃくとう)足湯(そくとう)の後は、
お風呂に入らないようにしましょう!!



どうしても入りたい時は、2時間後に入るようにします


それは「身体の感覚が曖昧」になり、効果が薄れてしまうからです



また毎日すると、刺激が弱くなりますので
☆3日に1回のペースで行う
とか
★1週間に1回のペースで行う…など、体の状態の様子を見ながら、間隔を開けて行うようにすると良いでしょう

9月中頃なら、一番 冷える朝にする


寝冷えは、中耳炎になるため、ノドや鼻に来るので、注意しましょう*


☆『手湯』
・手が冷えて冷たいときに、

 洗面器に熱めのお湯(42℃以上)を張り、
 2分間つけて、乾いたタオルで綺麗に拭いて、
 綿手袋で保温すると良いでしょう


手がとても冷えていると、
ジンジンと痺れて鉛のように重く感じますが、
充分に温めればその感覚も次第に、治まってきます!


☆『肘湯(ひじゆ)
 ・腕の痺れ、咳が止まらない時に効果があります

 ・子どもは何か我慢しなければいけないことがあ
  りそれを言葉に出せないでいると咳になること
  もありますので、肘を温めてあげると気持ちが 
  和らぎます

・左肘が冷えると、心臓に影響し胸が苦しくなり
  ます


・右肘は、頭の働きに関係します
ここが冷えることで、頭が働かなくなる


また、
物書きをされる方が肘湯をされると、発想が湧きペンが進むでしょう!


▽洗面器に熱めのお湯 (42℃以上)を張り、
 5~6分間つけて、乾いたタオルで綺麗に拭い
 て、衣服で覆い保温します



✥頭が働かない時は、両肘を8分ほど
熱めのお湯につけることで冴えてきます

お試しあれ!!(⁠ノ⁠◕⁠ヮ⁠◕⁠)⁠ノ⁠*⁠.⁠✧



症状を悪いものとして薬で押さえてしまったら、怖いなんてもんじゃ済まされない

2024-09-29 21:23:01 | 日記
私達はこの世に生を受けてから死ぬまで、
生きている間ずっと、動き続けています

眠っているときだって、心臓は動き呼吸をし、はいは動き血液や体液は流れ細胞も破壊と再生を繰り返しています


身体から出る信号(警告or治癒への働きかけ)
もしすべて薬で、“症状を抑えて”しまったら
怖いなぁと思いませんか?

なぜって
からだが治そうする力が
サボって働くことを忘れてしまうからです

病気は治すものではなく、治っていくものです

私達の身体は、自然と治るようにできているのです

しかし薬を使い
からだの中にゴミを溜め込んでいると
“正真正銘の病気になって下さい”
…と、言っているようなもの…

それって、
本当に怖いと思いませんか?


そうなる前に
からだから要らないものを出そうと
からだが頑張っているセーフティ機能を活かしてください!!
膿を出す
痛みを出す
湿疹や蕁麻疹を出す
くしゃみや咳を出す
熱を出す…自分が出した熱で死ぬ人はいません!
    私はよく小さいころ40度超えの熱を出し
     ていましたけれど、虚弱体質ではありませ
     んし普通に生きてます。去年は久しぶりに
     41度超えの熱を出しましたが…元気です
痒みを出す
下痢をする
血便(血尿)が出る
鼻血が出る
痰が絡む(出る)…など様々な症状で
お知らせをしてくれる…破壊と再生(建設)を行っている


そういう便利なお知らせ機能を
「症状が出たから、さぁ、大変!」と
思わずに、
『症状が出て、良かったね!』にすると、いい

からだの状態が今
どうなっているのかな?と
薬を飲む前に、からだに聞いてみる
からだが冷えて、強張っていたり、
鳩尾など固くなっていないかな?

からだが乾いていないかな?…を知ることも大事です

そこからまず
ご自身のからだと向き合っていくことが
第一関門

無闇矢鱈と薬を飲めば、
飲んだ分だけ5~10倍の副作用が
もれなくオマケでついてくる

これは
忘れたころにからだの命に関わることが
大きく免疫力を落とし、からだが冷えます

出来合いの食べ物もとても便利ですが、
添加物もふんだんに使われています

日保ちがする分、それは半端ない

これはテレビディナー食と、呼ばれるものたちです

ほんのちょっとの心がけや心配りが大事だなぁと思えることは世の中たくさんあります

ですから、
出来るところ初めてみませんか?

自分のからだは、自分で守るという
スタンスで健康になっていきましょうね!

最近ちらっと見かけた後期高齢者のコロナワクチン接種…あれね、予防接種は予防医学ではありませんよ

身体を過保護(不自然なこと)にすれば、
病気が涌いて降ってくる

政府の言いように言いくるめられず、
最適な判断が必要なこともたくさんあります

皆さまもお気をつけくださいね


秋の穴追いで体の大掃除

2024-09-28 21:54:45 | 日記
お盆を過ぎてから緩みすぎた体が徐々に緊(ひき)しまっていきます



これから真冬に向けての寒さに耐えられる体になってゆくわけですが、
頭の骨の縫合部の溝に溜まったゴミを輸(愉)氣(ゆき)で祓っていきます

秋の穴追いで大掃除をしていくと良いでしょう!


指先に意識を集めると[輸(愉)氣]という[氣]が集まってきます

その集めた[氣]を始まりの処へ(人によって異なります)指先を当てると、皮膚が緩んできます

その緩んだ皮膚が、凹(へこ)みます

その凹みを[穴]と呼びます

私達の体には、ツボと呼ばれる針先で突っいたような小さな穴があります


始まりから意識を指先に集めたままにしておくと
その横に新しい[穴]が開き必要に応じて
そちらに指が自然に動い(誘導)てゆきます


ですから穴追いというのは、
その小さな穴を自然に追いかけながら、
体をお掃除をしていくのです



体の冷えや血流、
顔面神経麻痺のような神経系統なども
この穴追いをすることで改善されたり
腰痛など一年間に溜まったゴミを
綺麗に祓ってあげることで
より快活な生活をおくることができるでしょう



頭部第一調律(整)(神庭)は、
額の中央の髪の生え際ですが、

二宮先生は、
瞼を閉じてその中央に指先を縦置きにして
ここからスタートしていました


そこから徐々に上へ上へと向かい溝のゴミをさらっていきます

額辺りまで来たら小指を伸ばして、生え際に当てても良いかと思います


手が指先が、行きたい場所を教えてくれるのを待ちましょう!!



そして
そのまま上に行けば頭部第ニ調律(整)点に到達し

両サイド耳から上に上がり、瞼の上からのラインと交わる点が頭部第二

自律神経の異常、お腹に異常が出ている、
ツキンとした角のような硬いものがある場合は
神経過敏になっているので、ここを輸氣(行気←自分で)をする

ブヨブヨ、ぷよぷよしている時は、
血行が停滞しているので、その感覚がなくなるまで輸氣をするといい

*頭の系統に異常があると、
目の故障に繋がるので輸氣をすることで、
余分に大きくなった腹部が引き締まり、頭部第二左右が揃う

**体の系統に異常があると、
下痢(体の大掃除)をしたとき、柔らかく弛んだ頭部を
叩打(こうだ)する

お腹の片側が小さくなっているため、小さくなっている側
が弛んで柔らかくなってなっているため、
そちら側の頭をジッと押えて(軽く当てる)から
叩打(こうだ)すると段々 小さくなっている側が膨れてきて
左右が揃う

<補足>
叩打(こうだ)するときのコツですが、
軽くゲンコツを作って叩く瞬間 パッと開くを数回繰り返す
と氣がよく通る

百会と呼ばれる
頭部第三(頭頂よりちょい下)調律(整)点へ



頭部第四調律(整)点は
目の真裏になりますがここは範囲が広く
その真裏を中心に耳たぶへと手が誘導されれば
そちらをしてもいいですよ

頭部第五調律(整)点は、後頭部です

後頭部は免疫力とも関係しているのです

後頭部の左右差を観察してブヨブヨしていて 下がっている側は、鈍っていて冷えている←異常の証拠

左であれば、
発達障害、認知症、頭がぼーとする、鬱(うつ)などになる


右であれば、
二度寝、寝すぎ、脳溢血になるなど


ここを調整することで、
免疫力が上がりウイルスが入らなくなるが、
体が乾いていて水分量が足りないと
ダメですよ←格好の餌場の誕生です


手が誘導されるなら頸椎第一の左右差を見て
下がっている側があれば
輸(愉)氣(ゆき)されてもいいですね



始まりはどこからスタートしてもいいし、
終わりのゴールは手が止まる所で良いかと思います


時間にして2、30分くらい?

まぁ 長くても40分位で、大掃除が完了します



また、
右の頭部がぽってりしている時は、血液が下がらない(脳溢血になる)


左が詰まっている時は、
血液が上がらない(心筋梗塞、脳腫瘍になる)



全ての骨・関節がポテッと 太くなっていたら、異常



ご自身でされてもいいし、ご家族の方や
輸(愉)氣(ゆき)ができる整体師さんへお願いするのもいいですね



整体というのは、
病院のように症状という悪ものと
ピックアップして抑えるというのではなく、
体の元気な処をみつけて
さらに
一緒に元気になっていくものだと思います


二宮進先生のコンパス理論とは?

2024-09-27 20:59:24 | 日記
二宮先生の“コンパス理論”とは?

左の骨盤を閉めて、右腰を上げる操法です

左の骨盤は、
左右に開いたり閉じたりします

左足の動きも、左右に動くことで、
体を支える軸となります

コンパスの軸と同じで、
これが不安定だと綺麗な円が描けませんよね♪

ですから
左がしっかりしていれば、
右側の臓器が偏って入っていても転ぶことがない

けれど体に冷えがあると、
右腰が下がり体の重心を保つことが出来なくなれば、大怪我をしてしまいますよね!

左の骨盤は、交感神経と関係していますから、
自律神経の働きのバランスが悪くなれば、
病気になります

左の骨盤(交感神経)が、7割整えば全てがついてくるのです

軸となる『左』がしっかりしていれば、
『右』がついてくる

そうだから
骨盤は、体の中心になっている
   ↓
骨盤は、寛骨という二枚の羽と仙椎で構成されています
肩甲骨(浮いているのが正常)も左右に二枚の羽を持っています

ですので肩甲骨の動きが悪いと、骨盤の動きも悪い
逆に、
骨盤の動きが悪いと、肩甲骨の動きも悪くなる

この2つはそれぞれがそれぞれに、連動した動きをしているということです

私たちの体はコンパスのように出来ていて、
軸になる部分の左足で
左右にバランス取り動くように出来ています

また右足は前に進むために
上下(つま先側と踵<かかと>側)に蹴り出すように
動きます

ですから
右の骨盤は、左の骨盤と比べた場合
同じ高さにするより
[やや高めに上がっている]方がスムーズに
歩くことができ
自律神経のバランスもよくなるのです



東洋医学的からだの見方と、整体的からだの観方

2024-09-26 21:26:16 | 日記
『東洋医学』と聞いて、思い浮かぶのは…
「鍼(はり)・灸(きゅう)・ツボ療法(経穴)
漢方薬に、按摩(あんま)・指圧・気功・
薬膳(食養生)……辺りでしょうか…


★西洋医学=現代医学
→検査の値が、正常範囲以内であれば
「健康」とされている。

いわゆるカラダは、
様々なパーツの集合体で構成されていて、
その中のパーツのどこに、
病気が隠れているのかを見つけるのが西洋医学


☆東洋医学
→カラダの免疫力や抵抗力の源とされる

『正気(せいき)』が、充実していれば「健康」であると、考えられている

局所パーツだけでなく、全身を見てカラダのどこに
問題があるかを、全体を通して見るのが東洋医学



<正気(せいき)が充実している条件>
*気・血(けつ)・津液(しんえき)の補充や
代謝が十分あること
  →人体を構成したり、生命を保つための
   基礎的なものとされています


▽「気」と「血(けつ)」とは、
五臓六腑(ごぞうろっぷ)繋ぐ通り道で、
経絡と呼ばれています


▼西洋医学の血管や神経と異なり、経絡は目に見えない通り道です

▽また、「津液(しんえき)」は、皮膚や筋肉などに分布する

濃度の薄い体液(汗・涙など)と、骨髄や内臓などに分布する

粘度の高い体液(血をつくる成分など)構成されています


*五臓六腑(ごぞうろっぷ)の働きが順調であること


▽五臓は、
「肺・心(しん)・脾(ひ)・肝・腎」を指し、
その働きは、
「気・血(けつ)・津液(しんえき)をつくり貯蔵
 すること

▽六腑は、
「胃・小腸・大腸・膀胱・三焦(さんしょう)からな 
 り、その働きは、
「飲食物から必要な栄養素を取り出し吸収したの
ち、いらないものを排泄する」役割を持っています
*陰陽のバランスが取れていること

▼陰陽論では、自然界のあらゆるものを
「陰」と「陽」に分けている

>夜は「陰」、昼は「陽」

>月は「陰」、太陽は「陽」

>水は「陰」、火は「陽」

>人体の背中側は「陽」、
お腹側は「陰」だが、

お腹の上の方が「陽」で、
お腹の下の方が「陰」

>五臓が「陰」で、六腑が「陽」

>気が「陽」で、
(けつ)と津液(しんえき)が「陰」

…となるなど、ちょっとややこしい

▼この陰と陽の間に幾つかの法則があり、
このバランスが乱れ 法則が崩れると、
 病気になると 考えられている


◎東洋医学でカラダを診るときは、
『陰陽五行説』を用います
  →これは「陰陽論」と「五行説」の2つが
   一緒になったもので、どちらも自然や人体の
   観察から生まれた哲学的な思想です

▽「五行説」は、自然界の様々な要素を
  「木(もく)」・「火(か)」・「土(ど)」・
  「金(きん)」・「水(すい)」の5つに分かれていま


・「木」は、真っ直ぐ上に伸びる性質

・「火」は、燃え上がる性質

・「土」は、生み育てる性質

・「金」は、変化・収縮させる性質

・「水」は、下に流れて潤いを与える性質とされ、

それぞれをお互いが助け合い、牽制し合いながら、
全体のバランスを保っています

その他に、
色や味・感情の在りかた・気候の変化により、
生まれる病気の原因を探りつつ、カラダに当てはめていくことで、法則を見いだしているようです


◎また、
カラダを診る時に用いる手法として挙げられるのが、「五診(ごしん)」というもの

1.望診(ぼうしん)
=カラダの状態を見る
  姿勢、顔色、肌の色、歩き方など

・骨盤が前後にズレると、顔に歪みが出るので、
ご本人様にどのように歪みが生じているか、
鏡で確認して貰っています。

2.聞診(ぶんしん)
 =声の調子、呼吸音、体臭、口臭などを聴く

3.問診
=主訴(しゅそ)、自覚症状、家族歴、
 現病歴、生活状態、薬の服用の有無などを

質問もしくは記入


4.切診(せっしん)
 =脈診(脈を測ること)、触診

5.動診(可動域)
 =カラダの各部位を動かし、
  動き辛さ、心地良さなどを利(き)

例えば立位での動作確認、首(左右・回旋(捻る)・
前後)と膝を左右に倒し、動き辛いほうを確認


*施術前と施術後で、
どのように変化があったか検証として用いてい
 ます

*ご本人様にも、
どのようにカラダに変化があったかを
 実感して貰うのに、役立ちます(*^。^*)

*この検証で大事なことは、
「最初の動診および確認時に比べて、
 動き辛さが、どれだけ縮まっているか」という
 こと


*一般的な整体師が、お客様にただ単に
「カラダに歪みがありますね!」と、
言葉だけで伝えて施術を始めるより、ずっと効果的です

☆☆☆


◇野口整体(二宮整体)は、東洋医学の分野に近いけれど、[未科学]分野と言われています

野口先生の独自理論では、「基本三層三構造」という
みかたがあります

カラダを大きく分けて
「骨盤‐肩甲骨‐後頭部+腹部」の調整を行うことで
カラダが整っていくのです


★カラダの裏側(背中側)
 …野口先生は、背中側が表と観ていた
カラダの中心線(正中線)左右差がどのように違うかをみます

*正中線が真っ直ぐか?
首を傾けて寝ていると、
「耳鳴り、 鼻づまり、頭痛、甲状腺異常」になる傾向があります

*首の左右の長さ、左右の肩幅や肩の弾力


*肩甲骨の上端
(肩側の一番上側の出っぱた骨)の左右の高さ


*左右の肩甲骨と背骨の間の間隔
 猫背の人は、狭くなっている

 健康な方は、指が大体 3本位入ります


*頸椎(首の骨)に隆起(盛り上がり)がないか
 
特に、6番目と7番目の骨が盛り上がっている
中高年の方は、「心疾患」の可能性があります


*その他に、脊椎(背中の骨)の観察

※脊椎は、
頸椎(首の骨)=7椎(個)、胸椎(背骨)=12椎、
腰椎(腰の骨)=5椎 で構成されていて、
この下に骨盤(仙椎・寛骨・尾骨などのお尻の骨)
があります。


★カラダの表側

*腸骨と呼ばれる腰骨の左右の高さ

*骨盤の左右の弾力

*真っ直ぐ立った時の腕の開き具合い

*脚の開き具合い…… O脚やX脚の方


*膝の高さ
(膝に水が溜まっていると、膝が浮く)

*膝の半月板(お皿/膝頭)の向き

*くるぶしの高さ

*足先の方向や弾力

(左や右に傾きがあると、腰痛や坐骨神経痛の症状が出てい 
 たり、骨盤が開き過ぎているか、逆に閉まり過ぎている)

などを目視したり、触れたりして、確認しています

カラダの土台である骨盤に歪みが生じていると、
カラダに痛みがストレスとして脳に伝えられ警告が出ます

知覚(痛みや痺れなど)神経が正常に働いていれば、
体が違和感を感じることが出来ますが、
この神経が鈍くなっていたり麻痺(痛み止め薬を飲む)と痛みなどに反応しなくなります

ここで大事なのは、
痛みを取るだけなのか、真剣にカラダを治したいか……です

整体でカラダを整えて、
自然治癒力を高めていきませんか(’-’*)♪

体に不調を感じたら、
整体をしてみるのも手ですよ!