今回の記事では、中島義道の「孤独について 生きるのが困難な人々へ」を簡単に紹介します。
この本では、中島義道という哲学者が自分の半生を振り返りながら「孤独」を感じてしまう読者に対してメッセージを送るような形になっています。
彼の人生は褒められたようなものではなく、一般には蔑まれるようなものですらあるかもしれません。
しかし、中島義道は彼なりの努力をして結果を出してきたようです。
細かい内容にはあまり触れませんが、一番なるほどという風に感じたのは以下の文に代表されるこの本の主張内容です。
私はとにかく一生懸命努力する。しかし、どうしてもうまくいかない。私は挫折する。私は倒れる。私はしばらく死んだように横たわっている。すると…しばらくして、どこからともなくするする救いの手が伸びてくるのである。そして、全く自分の予期しない解決が与えられる。
中島義道が本書で繰り返し伝えていることはある程度上記に集約されると私自身は考えています。
上記引用部分で伝えられている内容とは、努力した先には何らかの道が現れる、ということ。
このように中島義道が感じることが出来た理由は、彼なりに自分の人生に向き合ったからだと思います。
どのような人生であっても、自分の選択で生きた人生は、肯定するしかない。
そして、努力していれば、必ずや何らかの解決があるもの…と私は信じています。
もうダメだ、と思った時にあと少しだけ頑張ってみる、その繰り返しで生きていくことで必ず誰かが評価してくれるでしょう。
そして、これはB'zの稲葉さんがライブのMCで言っていたことではありますが、
「たとえ誰も頑張りを見てくれていなくても、将来の自分が見てくれている。」
という感じのこと。
逃げずに何かに立ち向かった経験は、必ず将来の自信につながるはずです。
では、このあたりで今回は終わりにします。
最近色々忙しく、他の人のブログを読めていない…汗
最後に、稲葉さんのMCをwikipediaから。
今回『ACTION』というアルバムを出しまして…コンセプトは「行動」です。どうしても何をやっても上手くいかない時があると思います。そんな時、周りから声かけられても前向きにはなれないと思います。でも、前向きじゃなくてもいいから、怖いと思いますが今の自分にできることを精一杯してみて下さい。怖がりながらでも、少しでもいいから、何かアクションを起こしてみてください。 アクションを起こしている姿を見てくれている人がいるかも知れない。もしかしたら頑張ってる姿に感動してくれる人がいるかもしれない。例え誰も見てくれていなかったとしても、将来の自分、10年後、20年後の自分が見てくれています。例えまた失敗に終わっても、アクションを起こしたのと、何もしないままいるのとでは僕は大きく違うと思います。必死になって生きることが大事。今日のライブが終わっても、アクションは終わらせないでください。