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思いつくままに書く普段の生活、非日常、その他何でもあり
電子関係の工作、修理など。アマチュア無線局JA6FYL

修理もの CD電蓄 自分の限界に挑戦し乗り越えた

2014-01-18 15:16:01 | アマチュア無線とラジオ
またまた、修理ものです。CD電蓄と自分はよんでいる。



このモデルは、自分でも持っている。
プラスチック製のターンテーブルでレコード再生イコライザはなさそう。
ピックアップは、MMとかではなさそうだ。
カセットもついている。
レコードやカセットは、何が起きるか怖くて使えない。・・と思う。

ラジオは、感度がいい。使える。
CDはそれなり。自分のものは、ときどき調子が悪くて、うまくたたくと動作する。

ラジオとCDは、普通といえば普通だが、全体として品質が悪い印象はぬぐえない。

これと同じものを、修理することになった。・・なってしまった。


修理開始  1月4日8だったと思う。

把握した症状

1 CD再生と取り出しができないときがある。

2 カセットが再生できない。
カセットメカニズムの耐久性が極めて低い。
  切れたテープの取り出し。テープ片が落ちていた。


キャプスタンに、切れたテープが巻きついていた。


カセットテープを回す軸が曲がっていた。
なんと、手でちょっと触ると金属製の軸が曲がってしまう。
なんという、品質だ。驚き。


3 内部部品の不良と劣化
ケミコンの経年変化、ビニールが縮んでしまっているもの多数。
電源のケミコンは、駅漏れ。

内部の様子



裏側から見た様子



機器の状態
ホコリ少々 においもする。
真空管式の電蓄と同じような臭いだ。ホコリをとり、消臭剤を吹く。

電解コンデンサ  破裂


CDピックアップレンズ汚れ


カセットゴムベルトが切れている
CDドライブの中に切れたベルトが落ちていました。


やったこと
分解して清掃
寒い中、洗剤で水洗い。


3Dプリンタで打ち出したくなるようなスイッチのカバー。


木製のキャビネットは、仕上げが雑で表面がざらざらな部分はホコリがうまく取れません。

カセットベルト新規製作

めちゃくちゃ集中したので意外とうまくいきました。

ケミコン交換
数多くのケミコンを交換しました。
手持ちのケミコンが不良で、それに気がつくまでにずいぶん時間がかかりました。


故障の原因
安定化のためのトランジスタの熱がその近くの平滑用のケミコンに集中して液漏れしたのではないかと考えた。
カセットテープメカ精度、強度不足。ゴムベルトに負担がかかり、切れる。
CDメカに、切れたベルトが入り込んだ。
CDピックアップレンズの汚れ
タクトスイッチの接触不良。


チューニングというか、改良したこと。
電源のトランジスタの放熱板拡大  さんま缶のふたを切って使いました。



電線細いものを太いものに変更

吸音材



内部の板を補強 10mmほどの板を貼り付ける。


スピーカーフレーム振動防止ゴム張り
電源のケミコン増量  3300μFを6600μFにした。



使うときの注意
カセットは、再生時にテープの軸が回転していることを確かめること
回転しなくても、音楽の再生はできますがテープを巻き込みます。
カセットは、修理済みですが基本品質が低く巻き込みの可能性が大きい。
カセットは、使わないことが望ましい。

気づき というか 感想
これは、いい経験になった。自分では修理する対象と思っていなかったモデルだ。
なぜなら、あまりにも質が悪い。部品の取り付けも不揃い。
しかし、背水の陣でとりかかってみた。

すると、次第に愛着がわいてきてしまった。
しかし
カセットメカの動作の検証。
ゴムベルトの新規作成。

ラジオ部は今では、珍しいバーアンテナ。細いリッツ線が、生えてきているので切らないように緊張した。
ポリバリコン。
IFT、東光かミツミだったか黄色いセラミックフィルタ。

磁石で押さえつけるタイプの、CDメカニズム。
仮組みでは、電線の干渉などがあり再生しないことがあった。
メカのむき出し具合が、日本製と違い大雑把だ。

安定化電源を、3端子レギュレータでなく、ディスクリートに組んでいる?
青いガラス製のダイオード。シリコンダイオードと特定した。青いのは中国製か?
トランジスタ類は、なぜか日本製だった。

ボリュームを左に回しきると電源OFF、右で電源ON。
昔の真空管の電蓄やラジオを、半導体に置き換えCDやカセットをつけたような。

昭和の昔組み立てたプラモデルにしたあったようなあやしいメッキ。

パイロットランプは、さすがに発光ダイオードだがすべて赤色。
ほかの色にあやうく交換したい誘惑にかられたが、このよさをなくしてはいけない。

要するに、アマチュアが自分で手作りで仕上げるような製品を量産し、昭和の昔に高級な部品を使って
組み上げたのではないかと思う。

会ったことはないが、質の悪い環境で、レコード、カセット、CD、ラジオとてんこ盛りの一見すごい製品を作るべくよくがんばったと肩をたたいてほめてあげたいような気になった。
このエンジニア魂は、「すごい」と感心した。
これがわかるためには、かなりのレベルでこの機器に取り組んで、気持ちを入れ込むと、たぶんこんな気持ちで設計して
ラインで量産できるように苦労したのだとわかる。


それにしても、1月4日から1月18日まで、連休や休日のほとんどを費やした戦い(修理)は終わった。
いままでで一番、精神的にきつかった。
何度もくじけそうになった。
あせらずに、時間をかけて取り組んだのがよかったのだろう。
あまりにエネルギーを注いだためか、ブログの更新がかなり遅れた。

もう二度と、修理はしたくないと思うのだが・・・。

また、次の修理に手が伸びてしまう・・・・
やっぱり、いくつになってもラジオ工作関係が好きなんだろう。

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ケーブルトンネル工事  勇気を持って

2014-01-02 21:31:01 | アマチュア無線とラジオ
アマチュア局の免許、リグは準備できた。
アンテナのケーブルを、戸を開けて接続し締める時は取り外している。
仮の状況である。
オーディオルームやシャックにしているユニットハウスだが大切に使っている。
夏に、クーラーを取り付ける時もハウス自体には何も加工していなかった。
ハウスに穴を開けたり壁を切断などの加工は、一切していなかった。
勇気が必要であり、面倒くさいこともあり後回しにしてきた。

だから、雨が降るときは無線ができない。
戸を締めていても、安心して無線を楽しむにはどうすればいいか。
壁に穴を開けるのだ。でも、できない。でも、無線やりたい。
また、FMや地上デジタルのアンテナも建てたい。
そのためには、同軸ケーブルが数本は壁を通ることが必要となる。
どうしよう・・・


このような、工事が必要だ。
完成後の写真、4時間ほどかかる。
ドリル、カッターナイフ、作業灯、ニッパー
塩ビ管、エルボ
それと、写真はありませんが塩ビ管を15cmほどの長さに、ジグソーで切りました。

とにかく、作業に入るまでに時間と気持ちの準備が必要だった。
ネットで調べたり、ホームセンターを見て回った。
壁に穴を開けること、材料費を抑えること。
そのへんに転がっているものでできそうなのだが・・・・
なにしろ、オールドタイマー誌、ジャンク屋めぐりから、いや環境にやさしい工事と材料の工夫。自分の財布にもやさしく。
以上から、迷いに迷い、考えに考えた末に、勇気を持って決行することにした。

結局選んだ材料は、塩ビ管40φ 185円、エルボ 55円、パテ 68円。
壁に穴を開ける前に、埋め込み型のコンセントのパネルを外し、壁の内側を見てみる。
銀紙状の断熱材があるようだ。意外と作りは丁寧だ。押すと少し、弾力があるような、発泡上の断熱材が充填してあるようだ。厚さ1cmほどだろうか。

内側から、穴を開けることにする。

塩ビパイプをあてて、鉛筆で円状の線を引く。
まだ、後戻りできる・・・
ラジオを作るときのアルミ加工を行うのを参考にする。
鉛筆の線に沿って、ドリルで穴を開けていく。
写真に写っている穴の下のティッシュ箱を壁にセロテープで貼り付けて、切りくずを散らさない工夫をする。
だんだん、後戻りが難しいような・・・・

使うのは、塩ビパイプ・・いろいろ関係ないものも写ってますが・・・


けっこう開きました。

カッターなどで仕上げをして


外側からも






もう少しだ



パテを壁とパイプの継ぎ目に塗りました。外が冷えてきて、パテがあまり行き渡りません。

現在、5Dを2本通してます。40φでもそんなにたくさんは通せないようです。

思ったよりも、綺麗にできたと思います。










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今さらですが、1アマ受かりました。

2014-01-01 16:46:55 | アマチュア無線とラジオ
さる平成25年12月7日に、熊本で1アマの試験を受けました。
11月頃に思い立ち、ネットで受験申込。そして、受験料振り込みました。
電気通信術について、どのようにされるか不明でした。
問い合わせると、実技試験はないとのこと。
はるか昔に、電信級と2アマを受験して電信級は合格、2アマは通信術のみ合格でした。
その記憶しかなかったもので・・・・
電信級、今では3アマです。これもピンときませんが・・・
以前、3アマがあれば、通信術免除と聞いたものですから、実技免除の申請が必要と思いました。
でも、筆記試験の中でモールスの内容が出るとのことでした。
時代は、変わるものですね。

受験申請時から、試験までに

過去問を調べる。ネットで検索すると容易に過去問と解答が入手できた。時代は変わるものですね。
とにかく、解いてみる。合格には程遠い感じ。
合格ラインは、工学、法規ともに、7割以上だ。
一般的な国家試験の合格ラインよりも高い。
古い1アマの試験問題集があったので、とにかく3回全て解いてみた。
工学では、空中線、電波伝搬、波高値、電源、法規は、3年、2年などや用語の理解があいまいだった。

できない問題に、付箋をつけまくり、すぐに見返すことができるようにした。
モールスやQ符号は、自信があると思っていたのだが、QSA 5、QSWなどや略号も問題を解けば解くほど
不安要素になってきた。

それでも、過去問を解くうちになんとか7割は超えるようになってきた。
そうするうちに、試験まで1週間となる。
この期間でしっかりまとめをすれば、大丈夫と思っていた。
しかし用事に追われ、思うようにはできないまま前日となる。
でも、問題の傾向を分析して、予想問題・・正確には前年度の8月、12月の問題を中心にまとめを行った。
これで、いっぱい、いっぱい。

熊本は、結構遠く宿泊はしたくないので、早朝の出発。
旅費も抑えたいので、車か・・・・。
JRで、電車の中でしっかりまとめをしながら余裕で行くか・・・予算が厳しい!!
最終的には、「なるようになるさ」ということで車で行く。
試験場の労働会館には、駐車場はある。すでに数台の車がいた。やはり、中では本らしきものをみている。
緊張が倍増する・・・しかし、別に合格人数の制限があるわけではない。

試験は、マークシートでエンピツで受験番号や解答を記入する。
試験時間終了までに、早めに退室する人がほとんどだ。
法規の試験を、充実感乏しく切り上げた。
過去の問題で点数がとれる場合は、はっきりと同じ問題とわかり解答もあっさり迷いないのだが。
まあ、何とかなるだろうと思い、工学に向かう。

工学は、かなりできた、と思う。

試験を受けている人は、年齢が高いのが印象的だった。
駐車場に車を止めている人や試験場の人の雰囲気は、なつかしいような変人というか、オタクというか
秋葉で言うなら、ジャンク好きというか、自分には親しみを感じる雰囲気の人たちだった。

合格発表は12月24日である。ネットで発表するのと、郵送で東京から発送とのこと。
そして

ネットで確認する。ドキドキする間もなく番号を見つける。
あった、あった・・・
しかし、番号だけでは安心できない気がする。

2日経ち、ようやく郵送で到着する。

他の人のブログか何かで見たのだが、たしかに「合格おめでとうございます」と書いてあった。

とにかく、ホッとした。 AR K


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