3月の犬山ランチスポットめぐりは、犬山の
古民家フレンチレストランの草分け的存在
”フレンチ奥村邸”へ…!
国の登録文化財になっている、築170年の
商家の建物で、フレンチをいただきます。
元は”なり多”という名前でしたが、少し前に
リニューアルし、”フレンチ奥村邸”と、鉄板
フレンチ”一灯”、2つのお店になりました。
このお店に行くのは、久しぶりのこと…。
コロナ禍で随分、ご無沙汰していました。
名前が変わってから行くのは初めてです。
以前は、法事後の会食でよく行きました。
記念日のお食事にもピッタリのお店です。
ここに行く時には、ドレスアップしてお食事を
楽しみたいところですが、法事の後なので
いつもブラックフォーマルだったなぁ~。
最近は観光で来る人も多いみたいですね。
今日は、ちょっとだけ贅沢しましょうか…。
ランチのコースを予約しておきました。
アミューズ盛り合わせ、スープ、魚料理、
日替わりデザートと飲み物のコースです。
玄関で靴を脱いで、室内に上がります。
中庭の眺められる席に案内されました。
天井が低いお部屋に、ほのかな照明…。
昔ながらの商家の雰囲気がよく残され
きれいにリノベーションされています。
アミューズ盛り合わせは、洋風牛肉の
しぐれ煮、エスカベッシュ、キャロットラぺ、
スモークサーモンの4種でした。
ブルーのガラスの器がアクセントに…。
焼きたてパンが運ばれて来ました。
カンパーニュです。オリーブオイルと
塩を少しだけ振りかけていただきます。
次はスープです。ミネストローネでした。
大豆、グリーンピース、ジャガイモ、人参、
野菜がいろいろ、上品でやさしい味…。
これ、家でも真似して作ってみようかな。
このお店は、「昔ながらの雰囲気の中、
ゆったり時間をかけて、お箸でいただく
本格派フレンチ」、で売っています。
見回すと、他のテーブルのお客さまは、
ステキにドレスアップされた、お上品な
奥さま方のグループが多いみたい…。
今日は”ランチ女子会”でしょうか…?
私達も”お上品な奥さま”に見えるかな~?
絶対無理…?なら、今日だけは”お上品な
奥さま”になった気分(?)でいきましょう…!
このコースのメインは、お魚の料理です。
黒メヌケのポワレ、バジルとアサリソース。
しめじ、ブロッコリー、ポテト添えでした。
さすが本格的フレンチ。洗練された味です。
最後は、デザートと飲み物です。
今日のデザートは、柑橘類のチーズケーキ、
ブルーベリーのソース添えでした。
柑橘類チーズケーキは、複雑な味わいです。
もう、最高…!なのですが…。欲を言えば
「もうちょっと、ガッツリ食べたかった…。」
全体的にこのコースはボリューム少な目です。
お上品な奥さまには、ちょうどいい量かも…。
お店の名前が変わって、食器も、盛り付けも、
味もちょっと変わったのでは…、と思います。
いや、法事の会食とランチではコース内容が
違いますから、そのためかもしれませんね。
思えば、以前このお店に行った時から
4年ぐらい経っているのです。4年の間に
いろいろ変わったのは、当然だと思います。
法事の時は、離れの一室貸し切りでした。
食事後、庭を散策した思い出があります。
お庭には水琴窟があって、蹲の水を
かけて、かすかな水音の響きを聞く…。
「鉄琴みたいな音が小さく聞こえるね。」
また織田信長が武田勝頼との戦いの時、
ここに立ち寄って飲んだ、”銀名水”という
水が湧き出ていたことを思い出しました。
お料理の他にも、お屋敷の雰囲気を味わい、
歴史ロマンに浸って、”お上品な奥さま”に
なった気分に…。お楽しみがいろいろです。
今日は、充実したランチタイムとなりました。