緊急事態宣言で他県への移動が自粛となり、
今週もまた、”ぎりぎり愛知県”の一宮市へ。
先週訪れたばっかりの”旧林家住宅”&
”尾西歴史民俗資料館”を再び訪問しました。
よく神社マニアさんが、こんなこと言ってます。
「私、また〇〇神社に参拝しました。
先週お参りに行ったばっかりなのに、
〇〇神社の神様に呼ばれちゃったかな~。」
このように神社マニアさんが、神社の神様に
”呼ばれる”ことはよくあることだそうです。
まぁ、ほぼ本人の思い込みでしょうけど…。
神様に呼ばれたワケではありませんが、
林家住宅、とても素敵なところだったので、
もう一度行きたくなったのです。
さて今回、旧林家住宅のお座敷で、
ちょっと面白いものを発見しました。
障子から侵入する”ネコのオブジェ”です…!
文化財の邸宅にこっそりやってきたネコ…!
先週行った時は気が付きませんでした。
前からあったかしら…?いや、なかった…?
どうも最近作られたものではないかしら…。
ワイヤーアートというものなのでしょうか…?
古い邸宅の素敵なアクセントになっています。
建物の周囲は苔の美しい日本庭園が
広がっています。手入れが行き届いている…。
日曜の午後なのに、ひっそり静かです。
旧林家住宅の中には、捜してみると
5つの”♡のマーク”があるそうです。
建物の隅々まで探検してみましたが、
”♡のマーク”は見つかりませんでした。
その代わりに、お庭の中に水琴窟を2つ、
お座敷で素敵な掛け軸を見つけました。
掛け軸はこの地方で活躍した画家さんによる
お猿さんの絵です。お猿さん、かわいいです。
掛け軸には、「尾張一宮 郷土愛」
…と書かれていました。掛け軸の4隅に
新旧の一宮市のシンボルが描かれています。
この後、お隣の尾西歴史民俗資料館
2Fの資料コーナー立ち寄りました。
先週から気になっていたことがありました。
93歳で関ヶ原の戦いに参戦した伝説の武将、
大嶋雲八とその子孫の系図に関してです。
先週ここに江戸幕府によって編纂された
大名、旗本の系図を見つけました。
大嶋雲八と旗本大嶋家のものもありました。
なんと…!歴史講座でもらってきた資料には
載っていない話もあり、その資料よりさらに
詳しく書かれているではないか…!
この資料、若い頃の雲八さんの話が詳しい。
雲八さんが斎藤道三のもとにいた頃、道三の
居城での戦いぶりも書かれていました。
なぜ、2つの資料の間でこのように、
微妙な内容の違いがあるのでしょうか…?
理由を調べたら、簡単にわかりました。
尾西で見た資料は、”寛永諸家系図伝”。
江戸幕府が寛永年間(1641~1643)、
家光の時代に編纂したものでした。
手元にあった資料は、”寛政重修諸家譜”。
江戸幕府が寛政年間(1789~1801)に
編纂したものなのでした。
江戸幕府は2回に渡って、大名、旗本の
系図を編纂していたようですね。
なるほど…。調べ尽くしたとばかり思っていた
伝説の武将、大嶋雲八さんですが、ここで
またちょっと新しい情報をゲットできました。
だからやめられな~い、歴史マニア…!