最近、戦国武将、大嶋雲八ネタが少なくて
神社&お寺めぐりネタが多くなっています。
そこで、たまには美術館の話題もいいかな…。
2022年1月30日、日曜日、2021年6月に
リニューアルオープンした滋賀県立美術館
(旧滋賀県立近代美術館)に行きました。
美術館、滋賀県大津市の瀬田にあります。
美術館の前身、滋賀県立近代美術館は、
広い公園の中に、1984年に開館しました。
それから30年以上経ち、老朽化したため
リニューアル案が持ち上がりました。
新築が決まって、新しい美術館の名称も
決まったのですが、建築費用の問題など、
いろいろなトラブルがあったらしいです。
工事は凍結状態になり、4年間という長い間
美術館は閉館されたままになっていました。
そんな中、新築しないで、大規模な設備の
改修工事をして、リニューアルオープンする
方向で話がまとまりました。2021年再開へ…。
名前は新しくなったのではなく、旧名から
”近代"の2文字を取っただけでした。
”近代”と時代を限定しないで、多様な
作品を紹介していきたいとの方針です。
美術館、ずっと閉館だったので心配しました。
「その後、どうなったのかな~?」と、思った時
リニューアルオープンの噂が届いてきました。
まずは一安心です。近いうちに行ってみたい。
「これだ…!」、と思う展示があった時に
行ってみましょう。
そう…、今ちょうど、「これだ…!」、と思う
展覧会が開催されているのです。
12月7日から2月20日まで開催される
”野口謙蔵生誕120年展”です。
~発火しさうな私の画心~との副題が…。
う~ん、”発火しさう”とは、恐ろしい表現…!
野口謙蔵は現在の東近江市に生まれ、
現在の東京芸大で絵を学び、卒業すると
郷里に戻り、昭和19年に亡くなるまで、
ずっと郷里で、故郷の風景を描きました。
43歳で亡くなったのが惜しまれます。
多くの作品が郷里、滋賀の田園風景です。
展覧会で度々受賞しているにもかかわらず、
実力に比べて、知名度が低い画家とも
言われているようですね。
滋賀県出身で、滋賀県を代表する洋画家、
しかも作品の多くは郷里の田園風景…。
美術館リニューアルオープンの時はきっと
この人がクローズアップされるだろう…!
展覧会で受賞した大作、力作が集められ
見ごたえある展覧会が開催されるだろう…。
…と、思っていました。予想通りでした。
展覧会のチラシには代表作”霜の朝”が…。
チラシを見るだけでもワクワクします。
実は私、この作品、写真で見ただけです。
…というか、謙蔵さんの”大作の実物”は
確か一度も見たことがなかったです。
さて、美術館へはJRとバスでいきました。
バス停を降りてから、美術館の建物まで
5,6分、広い公園の中を歩きます。
美術館の建物が見えてきました。
エントランス部、今風にきれいになりました。
時代に合わせて、カフェやショップも登場…。
そして、この美術館の特徴の一つは、
毎週日曜日、常設展示が無料になること。
家族そろってお出かけするのにいいですね。
リニューアルした美術館の願いとしては…、
公園に遊びに行く感覚で、美術館にも
気軽に遊びに来て欲しいとのこと…。
たくさんの子供さんに来てもらえるよう
作品の展示にも工夫がなされていました。
展示作品の解説が、子供にもわかり易い
文章で書かれているコーナーも…。
もちろん、漢字はフリガナ付きでした。
ミュージアムショップも充実しています。
印象に残った作品の絵ハガキをゲット…。
そして、ご当地カレー、置いてないかな~。
ありました。近江牛のレトルトカレー発見…!
ご当地カレー、人気のようですね。
さっそく今日のお土産にゲットしました。
その日の晩、家に帰っていただきました。
あ…、これ本格派、辛さのきいたカレーです。
美術館は、子供にも楽しめるようにいろいろ
工夫されていましたが、ショップで売っていた
カレーは、大人のためのカレーだったかも…。
さて、肝心の野口謙蔵の作品のレポートは、
また次のブログ記事でご紹介します…!