その日、すなわち州の初めの日の夕方のことであった。
弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸がしめてあったが、
イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。
「平安があなたがたにあるように。」
こう言ってイエスは、その手とわき腹を彼らに示された。
弟子たちは、主を見て喜んだ。
イエスはもう一度、彼らに言われた。
「平安があなたがたにあるように。
父がわたしを遣わしたように、
わたしもあなたがたを遣わします。」
そして、こう言われると、彼らに息を吹きかけて言われた。
「聖霊を受けなさい。
あなたがたがだれかの罪を赦すなら、その人の罪は赦され、
あなたがたがだれかの罪をそのまま残すなら、それはそのまま残ります。」
それからトマスに言われた。
「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。
手を伸ばして、わたしのわきに差し入れなさい。
信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」
トマスは答えてイエスに言った。
「私の主。私の神。」
イエスは彼に言われた。
「あなたはわたしを見たから信じたのですか。
見ずに信じる者は幸いです。」
― ヨハネの福音書20章19~22節、27~29節 ―
<フササギスイセン>
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