この猫たち、毎週日曜日、長崎での礼拝の後に、帰り道のファミリーマート
で必ず待っててくれる猫たちです。右の子は、誰か心ない人にお湯を掛けら
れてしっぽがただれています。親子と思われるニ匹。目がクリンと開いて、
とても愛らしく、またそれだけに痛ましい。
週に一回しか餌をやることができません。初めて会った時、あまりにもショック
と痛みで、帰り道大声で泣き叫んで神様に祈りました。そして、毎週この子た
ちに会うたびに真剣に祈りました。この子たちが、毎日食べる者が与えられ、
安心して住めるように、痛んだしっぽが癒されるように。
昨晩、いつものようにファミリーマートへ向かいました。私が行くと、この子たち
はニャーニャー言って駆け寄って来ました。餌をあげながら、側で見守っている
と、一人の男性に声を掛けられました。その方は、この猫たちに毎日餌をあげ
ている人だったのです。話を聞いて、驚きました。この人が餌をあげているのは、
この猫たちだけではなく、町じゅうの痛んだ孤児猫に、車に餌と飲み物を積んで
食べさせて回っていると言われました。車のトランクいっぱいに積んだ餌を見せ
てもらいました。スゴイ!
うちの猫たちには、買ってあげたくても高くて届かなかった上等のフードと、牛乳
と焼いたアジ何十匹も!毎日欠かすことなく、夜になるとこうして猫たちを巡回し
て、餌をあげ、猫たちの健康状態も観察しているそうです。しっぽを痛めている
猫について、いずれしっぽの切断手術をしてあげないといけない、と言われまし
た。この人は、餌をやってまわったあと、もう一度夜中の12時頃回って、猫たち
が食べた食器を回収し、散らかっていると、水をかけてきれいに掃除をするんだ
そうです。徹底しています。こういう人が世の中にいたんだ!ただ、唖然!
話をしているうちに、もう一人の男性がやって来られ、紹介されました。
迷い猫、迷い犬の里親探しをやっている人でした。
「長崎でこのボランティアをやっている唯一の人です。」と紹介されました。
帰る時、「だから、あなたは心配することはありませんよ。私が生きているかぎ
りこの子たちの面倒を見ますから。安心してください。」
と言われました。とにかく、ただただ驚きでした。
人間社会では、ともすれば、うとまれるようなことで、誰に認められることもない
、ただこれらの小さな動物たちが、痛んでいるのを黙って見ていることが出来ず、
純粋な心で、自分の生活をかけて保護している人。いるんですねー、そういう人
が。私には到底まねできませんが。
おかげで、私の心の痛みが癒されました。
ありがとうございます。あわれみ深いイエス様に心から感謝します。
この方は、わたしの祈りの答えでした。
今度は、猫たちのためではなく、この方の救いを祈ります。
猫たちのための祈りを聞いてくださった神様が、この方を救ってくださらない訳
がありません。必ず救われることを信じて祈ります。