お昼にスーパーへ行ってきた。ほぼ毎日、僕はそのスーパーへ行っている。
かごに商品を入れ、レジを待つ列に並ぶ。いつもはトントン進むのだが、今日は進みが遅い。2,3人の後ろからレジを見てみると、見たことない雰囲気の店員さんがいる。新人さんだろうか。
自分の順番が来たので、かごをカウンターに置きながら店員さんをちらっと見る。やっぱり新人さんだ。45,6歳のおばちゃんだった。おばちゃんは社員らしき人を呼んで、100円玉がうんたらかんたら、と言った。どうやら自動レジの100円がなくなったらしい。社員のお兄さんが小銭を補充している間、おばちゃんはかごの商品をレジに通す。いつもだったらレジ横にある電子モニターに会計が表示されていくが、補充をしていたため、その処理結果がモニターに出ていた。5000、と出ていたので、5000円分補充したのだろう。
僕が財布から1000円札を取り出している間に、補充を終えたお兄さんがそそくさといなくなる。僕から1000円を受け取ったおばちゃんが会計をしようとするが、モニターに小計金額が表示されていない。おばちゃんは、あれ、あれ、と言いながら戸惑っている。おそらく、補充の処理をしたあとになんらかの切り替えボタンを押さなければいけないらしい。教わっていたのかどうかはわからないが、どうやらおばちゃんはそれを知らないようだった。
右往左往して、「どうしよう、わかんない」とおばちゃんはつぶやいている。僕も「社員さん呼んだほうがいいんじゃ?」と思ったが、そんな厚かましいことは言えない。結局、隣のレジの人が助け舟を出し、無事会計が終わった。
それで思ったのだが、社員の人がサポートするべきではないだろうか。もしかしたら既に教わっていたことかもしれないけど、「このあとはわかりますか?」ぐらいの言葉をおばちゃんにかけたっていいんじゃないだろうか。ニートの分際でこんなことを言うのは大変恐縮であるが、少し無責任に見えた。
おつりを渡すとき、おばちゃんは、「大変もうしわけありませんでした」と何度も頭を下げてくれた。いや、いいのよ、おばちゃん。新人さんだし、なにより、働いていることがとても偉いことなんだから。次また会計してもらうことがあっても、ゆっくりでいいからさ。焦んなくて大丈夫よ、おばちゃん。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます