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インドの流儀2

今はここにいます。

春を告げる冬の花

2006年12月30日 | Weblog

こんにちは。


日本は師走で大忙しの今日だと思います。
こちらは師走と言う言葉がなくいつもと変わらずです。
まぁ、いつも師走のようにうるさいですが。

バンガロールの冬につける花を一枚。
この花が咲くとここにいて良かったと思ったものです。

冬の青空にこの濃いピンクがまわりを明るくしてくれて
もうすぐ春だなぁと季節を告げてくれます。

この樹は公園の樹で、街ではこれだけ花をつけている樹は少なくなりました。

なくなってからきずく素晴らしさ、どうして樹を枯らせてビルを建てられるのか
わかりません。

少し早いですがインドより、みなさんにとって2007年がより良い年でありますようお祈りいたします。


メリークリスマス

2006年12月25日 | Weblog
メリー・クリスマス!!

10日間ほどバンガロールに行って来ました。

南インドにある海抜900メートルにある都市で、気候の良さとサイババとITで有名です。
この街の急激な発展ぶりは目を見張ります。
古の賢者は、森は家になり、家は店になり・・と語りましたが
この都市はその言葉どおりで、広い敷地に前庭のあるかわいい家はことごとく
ブランドのビルとオフィスにとって変わってしまって、
良き高原の街のおもかげをなくしつつあります。

別名ガーデン・シティも街路樹が少なくなってこの呼び名もなくなるのでしょうね。
以前はこの季節になるとぼんぼりのような花をつけるこの樹も通りのところどころ
で見られたのですが、随分と少なくなりました。

呼び名といえばバンガロールはこの11月からベンガルールと名前が変わりました。
100年以上も続いたスーパーマーケットも外資系に売却されたと聞きました。、
古きよきもの、なつかしいものがなくなっていくのは哀しいです。

ともあれ、

たのしい聖夜を!!
こちらもどのレストランも行列が出来て、
サンタに化けたおじさんがクリスマスムードを盛り上げています。






かわいい鹿

2006年12月12日 | Weblog
サルナートはかつてベナレスの王の庭園でした。
そこにはたくさんの鹿がいました。
それで、サルナートは鹿野苑とも呼ばれています。
現在は柵で囲われて放し飼いにはなっていませんが、子供達が売っているえさをさしだせば皆よってきます。
どの子もつぶらな瞳がかわいくて離れがたかったです。

サルナート

2006年12月11日 | Weblog

こんにちは。

仏陀が始めて教えを説いた地、サルナート。


入場料インド人5ルピー、外国人100ルピーを支払って中に入ると
大きなダメーク・ストーパァ(仏塔)と遺跡を取り囲む木々は涼しげで
美しい芝生にチベットの僧侶が瞑想しています。



サルーナートはベナレスから北へ車で25分ほどのところにある小さな村です。
仏陀(釈尊)が始めて初転法輪(ダルマ・チャクラ・プラワルターナ)を説いたところで有名です。
仏教の教えの要点をまとめたもので、簡単に言えば、人の苦しみは人間の欲望から生まれたもので
その苦しみを取り除くには、まず己の欲望を取り除かなければならない。という教えです。

ブッダガヤで悟りを得たブッダ(覚者)はベナレスを目指して歩きました。
途中、鹿野苑(サルナート)でかつてともに修行した5人の修行者に出会います。
満月の夜、仏陀はここで彼らに初めて真理を語りました。
5人の修行者たちと鹿が聞いたこの教えすなわち、四聖諦(四つの聖真理)、八正道(八つの至福への道)は
仏教経典の源泉となりその後広く世界へと広まりました。


灼熱のガンジス平野東部を説法を説きながら歩いた仏陀、
雨期にはこのおだやかで静謐なサルナートの僧院にとどまって
いたそうです。


  寒さと暑さと 飢えと渇つえと
  風と太陽と熱と 虻と蛇と
  これらすべてのものにうち勝って
  犀の角のようにただ独り歩め 
                       仏陀のことば(スッタ・二パータより)