TKさんがKLX用純正キャリアをDIY拡張しました
KXL用純正キャリア拡張ベース製作記(2011年作成)
では、TKさんのレポートをご覧ください。
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第20回(2011.4.9)丹後半島一周ツーリング時に、純正キャリアに装着していたテールバッグが時折ずれたので、リアキャリアの拡張を行いました。
原因は
・テールバッグと純正リアキャリア(丸パイプ材)との接触面積が小さく滑りやすい
・荷掛けフックとストラップのテンションが荷物のサイズに応じて異なる。
・・・です。
解決策としては・・・
① MAさんみたいなトップケースにする。
② 荷掛けフックとのストラップによらない固定方法を考える。
③ リアキャリアをテールバッグを支える面積に拡張するベースを製作する。
・・・です。
しかしながら、
①案はベース常時装着と、林道走破に邪魔になる可能性が大きいので×
②案は1ヶ月後の第21回(2011.5.4)紀伊半島一周ツーリングには対策必要で、
急に知恵出ず妙案浮かばず・・・
従って、残る③案で対応しました。
部材(材料費は0.3諭吉程度)
・アルミ棒:300×20×5(2本):純正キャリアとの挟み用
300×30×5(3本):ベース渡し板
300×45×5(2本):ベース幅受け部
・クッションゴム
30mm幅(4本):(純正キャリア挟み時保護用)
□300mm:(テールバッグ接触面用)
骨組みはこんな感じで組み立てていきます。
接着剤(コニシSUホワイト)で固定していきます。
キャリアに傷をつけないように接する部分にクッションゴムを貼り付けます。
さらにキャリアを挟み込むためにM6×40のトラスねじを通します。
300mm角のクッションゴムをつけるためのベルクロを貼り付けます。
300mm角のクッションゴムをつけた状態です。
クッションゴムを外していますが、バイクに装着した状態です。
純正キャリアからテールバッグがオーバーハングする状態ですが300mmは越えません。
テールバッグと雨具を装着した状態です。
これで紀伊半島一周ツーリングでシェイクダウンした結果、見事にずり落ちずに完走できました。
以後2011年シーズンは、走ることに関しては問題ありませんでした。
しかしながら
・作成した拡張ベースは意外に重い(アルミの部材とはいえ、使用する部材が多い)
・金具でキャリアをねじではさむ構造なので、振動で脱落する可能性がある。
・テールバッグの固定方法は拡張板導入前と不変
(内容物によるテンション変化は変わっていない)
やはり問題解決には②案で対応するのが根本解決と考えます。今年やります!
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いかがでしたでしょうか?
立案・製作・費用などDIYには問題はたくさんあります。
また、工具・設備なども時には必要になりますが、1回作ると楽しいものです。
一番問題なのは、『重い腰を上げるとき・・・』ですね。
やり出すとあっという間に出来るのですが、なかなか自分の時間を作れない おぢさん はそれに一番苦労しています。
アルミ板の固定はボンドだけでのようですが、強度的には大丈夫だったのですね?
ナットの緩みは Uナット を用いれば多分大丈夫です。
キャリアの外側で固定されていますが、これを内側にして板の しなり を利用するとしっかり固定できます。
今年はVer.2に進化させると宣言 されましたので、その時はまたレポート頂くとします。
固定方法でご提案!
トラックの幌固定に使っているタイヤチューブバンドを上手に使うというのも手です。
見た目は流石に綺麗とは言えませんが、フックを上手に用いれば結構使い物になると思います。
幅20mm×5mで0.05諭吉位です。
最後に・・・
アルミ板の角は丸くしておきましょうね。
思わぬ時に怪我します。(装着時に怪我するとツーリングに行けなくなりますよ )