良く晴れて最高気温は16℃、風は南寄りの微風。
そんな予報通りの好天が広がったのは午前11頃までのこと。
湘南海岸に出て「よしっ、今日はちょっと遠くまで漕いでこよう」と走り始めてしばらくすると薄雲が広がり始め、路面に付き添ってくれていたボクの影は頼りないくらいに薄くなってしまった。
それでも予報と違うのは薄雲だけで、風は弱く、肌を切る寒さも無くて「走り納め」には絶好のコンディションと言ってよかった。
当初は相模川まで出たら折り返してこようと思っていたが、暖かくて風が弱いのが何よりで、相模川を越えるのにためらいは何もなかった。
数日前に普段着のまま自転車を漕いで寺々を巡った時はズボンが足にまとわりつくものだから漕ぎにくかったが、昨日は短パンに防寒用のタイツを履いて「その気」になれる格好だったのが良かったのだと思う。
狙い通り「その気」になったもの。
結局、大磯の旧吉田茂邸まで走って折り返したが、走行距離は久しぶりの50km越えになった。
もう少し若い頃ならわざわざこんなこと書かないが、体中からコキコキと音がする年齢になった。
これでもう少し気温の上がる春や、その先の夏になるととても50kmでは物足りなくなるが冬の内はこんなものだろう。
てなわけで乗り納めを無事に終え、次は「漕ぎ初め」がいつになるかだ ♪
家から18km地点の相模川河口に着くと三脚が林立しバズーカ砲が一斉に海を向いていいる
ここにはしょっちゅう来ているが、こういう光景を見るのは初めてだ
で、聞いてみるとタカの仲間のミサゴが大量に飛来して水しぶきを上げながら漁をするところを狙っているのだという
背後の松林の奥に下水処理場があり、その暖かい排水に小魚が集まり、その小魚を狙って大きな魚が集まってくるところを上空から狙うんだそうだ
「あちこちで水しぶきが上がって迫力がありますよ」と教えてくれた
年末年始休暇が始まった前日の28日にはもっと大勢のカメラマンが集まったらしい
国道134号の相模川に架かる湘南大橋から眺める河口
川が運んでくる砂で河口が狭くなっているのがわかる
橋の上から見る平塚市街と丹沢山塊の大山
134号をさらに西下し花水川を渡る ここの河口は堆砂のせいで極端に細く狭い
奥に見えるピラミッド型の山は大山 手前の低い山は広重の東海道五十三次「平塚宿」の背後に描かれている高麗山
大磯町に入り西湘バイパス沿いに作られた「太平洋岸自転車道」を西に進む
旧吉田邸遠望 2000年代の初めに火災で焼失したが県の手で再建された
サンフランシスコ講和会議が開かれたサンフランシスコがある東を向いて立つ吉田茂の銅像
旧吉田邸までの距離は27.60km ここで折り返し
大磯の西湘バイパスから眺める江ノ島は遠くて霞んでしまっている(画面中央のやや下にぼんやり薄く見えている)
大磯町と平塚市の境の花水川近くまでくると江ノ島は少しはっきり見えた
相模川を渡って湘南海岸自転車道に戻る途中、カメラマン諸侯はまだ頑張っていた
茅ケ崎中海岸までくると江ノ島はだいぶ近くに見えるようになる あと一息
茅ケ崎東海岸までくると江ノ島はもう指呼の間のように近づく
戻ってきた ♪ 鵠沼海岸
画面の左 3分の1 辺りに大磯の旧吉田邸は見えているはずだが…
そして見出し写真は昨日の走行距離 56.47km