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平方録

浄智寺の猫

別にネコ派なんかじゃない。
対比される犬派でもない。
先年亡くなった大先輩のところに飼われていた「飼い主にしかなつかない」と言われる甲斐犬の「秋太」に気に入られてなつかれ、可愛いなと思ったことはあるが、自分で飼おうという気にはならない。
というか、責任を果たせそうにない。
そんな具合だから、どちらが目の前に現れても蹴とばしはしないが、かわいがることもしない。

でも、今朝は先日の養老先生のところの猫の「まる」の話に続いてまたネコの話。
と言っても写真を撮ってきたらそこにネコが写っていただけの話で、最初はそこにネコがいたことにも気付かなかった。
写真を見てみるとネコの方は「オマエ何やってんだ」「ん? 以前にも見たことのある顔だな」みたいな顔でガンを飛ばしているから、ボクの行動は監視されていたみたい。
あいつがトラだったらヤバいことになっていたろうな。



茅葺屋根の書院の庭で何となく写したマンリョウの奥にネコ(左端)がいてこっちを見ている…
陽がたっぷり当たっている縁側の外側のガラス戸の更に外側のわずかばかりのスペースに居所を見つけて日向ぼっこをしていたらしい


「でもなんだか体の半分が寒くなって来たかなぁ」
「あっちは陽がたっぷり当たってるのになぁ」


「ん? オマエまだ撮ってんの」


「あ~ 陰ってきちゃったぁ 寒くなってきたよ」


ちょっとだけ拡大してみたら、しょぼんとしている


そして居心地の良かった縁先に見切りをつけて何処かへ向かう


ボクのすぐ目の前をこれ見よがしに庭を横切って山のほうに歩いていく
この後は枯れ葉の積もったフカフカな場所でも見つけて一寝入りしたんだろうな 何せ時刻はまだ昼を少し回ったばかりだったから
(以上は27日に訪れた北鎌倉の浄智寺で)


「ワガハイは猫である ちゃんと名前はあるが教えない」
スイセンを撮っていたらその奥にいて名前は教えてくれなかったがポーズは取ってくれた ♪ (今年2月15日撮影 以下同)

その時の書院の庭にはサフランが咲いていた

フクジュソウもクリスマスローズも咲いていた

特徴のある鐘楼門を背景にウメが香り

まだ2月だっていうのにサクラまで咲いていた たぶん早咲きのカワヅザクラだろう 
このころすでに横浜港ではクルーズ船の中で大変なことが起きていた…

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