昨日の朝、起きてみると喉が痛い。
ヤバいなぁと思いつつ、朝方、胸から上の布団がずれていて寒さで目が覚めたことを思い出し、多分そのせいだろうと思うようにした。
しかも、口を開けて寝ていた節もあるから、それも一因だと自らを納得させた。
とは言え、現下の諸情勢を鑑みれば必ずしも楽観はできない。
熱は? 味覚は?…すぐに熱を測るが36.4度は平熱で心配なし。
味覚だって朝ごはん用にベランダ菜園から摘んできたばかりのホウレンソウが甘くておいしいし、ヨーグルトはちゃんと酸っぱい。
だよな、と胸をなでおろしつつ、たまにのどが痛くなることがあっても朝ごはんを食べ終えて少しすると消えてしまうことの多い痛みは、今回は居座り続ける気配である。
で、念のため2週間前に遡ってわが行動を振り返ってみる。
そもそも人混みには出ないし、自転車でエクササイズに出かけるにしても海沿いのガラガラの自転車道や一般道を走り抜けるだけだから、人との濃厚接触などあり得ないのだ。
ひとつだけ気がかりがあるとすれば「ほぼ2週間前」の15日の日曜日に、山の神と散歩に出かけた折に駅前の繁華街に寄って大きな魚屋が2階で経営している評判の回転ずしに立ち寄ったことが思いつくぐらい。
思い返してみればこの店の感染対策はなっちゃいなくて、寿司につきもののガリをはじめ、しょうゆや小皿の類を含めてカウンターに置きっぱなしで、前の客が感染していて無意識に咳でもしていたら…と、今思うとけっして気持ちの良いものではない。
外食なんて滅多にしないのに、振り返ってみれば危ない橋を渡ったものだと反省とともに冷や汗が背筋を流れ落ちるのを感じる。
で、昨日は昼ごはんの後、漢方薬の喉の薬を飲んでじっとベッドで寝ていたら夕方になってのどの痛みは消えた。
今朝も起きてみると痛みはなく、感染すると襲ってくるというだるさも何も感じない。
思い返せば水曜日の午後にそれまで降り続いた雨が予報に反して止み、陽が射して来たのでゾレッと自転車エクササイズに出かけた際、不覚にも薄着で出てしまい、北風が予想以上に強い上に冷たく、寒い思いをしたのだった。
それで風邪の初期症状になりかけていたところに口を開けて寝たのが原因で、のどに軽い炎症が現れたんだと思う。
多分だけれど、これで一件落着してくれると思う。
それにしてもドキッとさせられた。
ボクの肺機能は不真面目に検査を受けたとはいえ、90歳代の機能しかないと判定されている。
真面目に検査を受けたとして10歳若返ったところで目くそはなくその差でしかない。
例のウイルスが原因の肺炎にかかりでもすればイチコロなのだ。
クワバラクワバラだ。
(見出し写真は北風が冷たくて風邪をひきかけた25日の江ノ島湘南港灯台)