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平方録

コンチクショウ 痒いっ!

眼の端を蚊のような虫が横切ったのには気付いていた。

しかし、あの独特のブゥーンという羽音がしなかったので、大して気にも留めなかったのだ。

それが、パソコンの画面を見つめるうちに、短パンから覗いた太ももやふくらはぎのあちこちが猛烈に痒くなった。

眼の端を横切った虫はやっぱり蚊だったのだ。

その蚊に今シーズン初めて食われた。

痒くてたまらず、気付け薬にしているコアントローをショットグラスに満たして嘗める。

でも、これは蚊に刺されたこととは何の関係も無い。

気を紛らすためである。

去年使いきれずに残った蚊取り線香を探し出して火を点ける。

除虫菊を使った蚊取り線香から立ち上る煙が発する独特の香りが鼻腔をくすぐり、真夏の記憶が蘇ってくる。

まだ梅雨入り前だが、梅雨が明ければ待望の夏がやってくる♪

気付け薬をなめ、除虫菊の「日本の夏」を嗅ぎながら、コンチクショウに痒いけど、今朝のこの「初痒さ」も夏の風物詩の一つと思えば案外悪くはないな、と思う。

 
 

遅咲きのクレマチス「エミリア・プラター」がようやく薄紫色の花を広げた(見出し写真も)
花びらがピンと伸びずにクシャクシャっとひらくのが姿としてはユニークで、どことなく涼し気
ただ、一緒にアーチに絡めているつるバラの「バレリーナ」の花は終わりかけで、反対側の「伽羅奢」がかろうじてまだ残っているので何とか競演に間に合った


バレリーナと共演してきたのは「アフロディーテ・エレガフミナ」でまだ盛んに花を咲かせて衰えることを知らない


先日のメイストームですっかり形を崩されてしまったが、まだ盛りを維持している「伽羅奢」


こちらはわが家のバラの中で最も寝坊助の「名無しのつる」がようやく盛りを迎えている
東側のフェンスはこの有り様で、通り抜けるにはひっかき傷を覚悟しなければならないが、この時期は通らなければいいだけの事♪


玄関にもお出まし願った


今年は今日せん定した影響か、開花が遅れた「ノリコ」もようやく本格稼働を始めたようだ
 
まだ盛りの株もあるが、一昨日、晴れて風がないのを捉えてバラのうどんこ病と黒点病予防の液体を散布した。
植物由来の液体肥料でうどん粉病に効果が期待できる「有機100%液肥」と黒点病に効果がある「菌の黒汁ローゼス」。
これを1リットルあたり5cc づつの比率で混ぜた水溶液をたっぷり枝葉に降りかけた。
これだけは梅雨入り前にやっておきたかったことでもあるし、出来る限り農薬を使わずに花を咲かせているのでこれは欠かせない作業なのだ。
1週間後くらいにもう一度散布しようと思っている。
今年のわが家のバラはバラゾウムシの被害も無く、メイストームに襲われた以外は順調に来ているので、大敵のうどん粉病も黒点病もぜひシャットアウトしたいものである。
 
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