まだ夜が続いている空から雨粒が落ちてきて、最初の内は雨音も聞こえないくらいだったのがみるみる大粒になり、激しく地面に叩きつける音が響き始める。
ん? こんな雨が降る予報が出ていたっけ?
久しぶりに蒸し暑い夜を過ごしたので雨が身体に当たる感覚がとても気持ち良くて、ベランダに出てしばらく裸身をさらしていたが、そのうち土砂降りに代わり雷まで鳴り始めた。
とんだ豪雨になったものだ。
ネットで天気予報サイトを開いて確かめたところ、神奈川県のところにだけ雨雲がかかり、しかも激しい雨を示す真っ赤に彩られている。
どうやら局地的な雷雲が発生しそれが西から東に移動しているようだ。
これが炎暑が終わる夕方にやって来れば夕立ということになるのだが、明け方にやって来るのということは…やっぱり朝立ちか?
意味が違うか。ったく…。それにしても最近はそれも稀にしか起こらなくなってしまったなぁ。
庭の植物たちもカラカラになっていることでもあるし、このひと撒きの雨はまさに恵みの雨となった。
しかし今日は先週間違えてしまった円覚寺の説教坐禅会が開かれる日だ。自転車が使えないとすると円覚寺までの5キロはちょっと面倒だなぁ…などと考えているうちに雷雲は去ったようで、ピタリと豪雨は収まった。
まるで出しっ放しにしていた水道の蛇口をきっちり締めたかのようだ。
雨音が止むと白んできた東の空に呼応するようにヒグラシのカナカナカナカナという涼しげな鳴き声がセミしぐれとなって辺りに響き始める。
ヒグラシの遠くなったり近づいたりするように聞こえる鳴き声は海岸に寄せる波のようでもあり、とても好きである。
わずか30分足らずの出来事だったがシャワー効果とでもいうのだろうか、辺りの空気はすっかり冷却されてしのぎやすくなった。これで陽が上ってきて西の空に虹でも架けてくれれば言うことはないが、まだ曇ったままなのが惜しい。
かくして今朝は普段とは一味違う違う朝を迎えたのだった。
「山の日」だった11日、お盆休みの初日ということもあって片瀬東浜の海は久しぶりににぎわっていた
海の中も大賑わい
対岸の江の島に渡ると去年10月の台風で被害を受けて立ち入り禁止になっていた堤防の上がようやく解放されていた
いつの間にか太陽電池のパネルが3枚取り付けられている。こんなでっぱりがくっついていたら迎撃ミサイルとして役立たないだろうに。
そうか、必要なくなったか。必要のないようにするのが政治だろ!
姫のプレゼントにと思って買った知恵の輪を試しに外したのはいいが、はめられなくなって手元に置いたままだったが、ようやくはめ方が分かった♪
分かってみると、なぁ~んだってことになるのだ
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