ボクたちの目を楽しませてくれる園芸種の花々の美しさやあでやかさは言わずもがなだけれど、数多の野菜が咲かせる花もまた、おっ ! と思わず声を上げたいくらいの美しい造形や色合いを見せてくれることがある。
このご時世、いくら外出自粛要請が出ているとはいえ、精神衛生の面からも出来るだけ有酸素運動や散歩を心がけているのだが、昨日は鎌倉野菜が栽培されている畑に近づいてしげしげと「野菜の花の美しさ」を鑑賞してきた。
目についたのはマメ科の野菜とその花々
よく見るとサヤが出来ていたからサヤエンドウあたりだろうか
こちらもマメ科の近親者だろうが纏っている衣装の色合いが濃い どんな豆がぶら下がるんだろう
こうしてたくさん咲いているところを眺めるとリズムが感じられて楽しいし、美しい♪
ん? こっちでは白花が隣り合っている
白衣の天使 ?
見出し写真と1枚目の写真が作るサヤとは厚みが違うからサヤエンドウじゃないようだ
スナップエンドウとか…?
こちらもマメ科だろうが、どんな豆ができるのか
こちらはカラスノエンドウ
花は小さいが一丁前の形、色合いを得て凛とした佇まいで顔を上げておりましたよ
花を支えている茎をよく見ると何やらビッシリと粒々が…
近づいてよくよく見て見ればアブラムシ !
花をつけている茎は軒並みアブラムシがびっしりへばりついていて、まさに大自然の営みそのもの
しかし、ちょっと待てよ、という気持ちが心の奥底から湧き上がってくる
と言うのも、考えてみれば畑の中の農道の脇で咲いているのだから、本来畑で栽培されているマメ科の植物に取りついて茎から養分を吸い取った方がアブラムシにも好都合だろうと思うのだが、なぜか畑のマメ科の面々にはついて居なくて小さなカラスノエンドウにばかり
カラスノエンドウが自ら仲間のおとり役を買って出てアブラムシを一手に引き受けているというのであればアッパレ至極なことだが…
農薬を忌避した結果がカラスノエンドウへの集中だとしたら、心は寒々としてきちゃうんだよなぁ
嫌なもの見ちゃったなぁ