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平方録

句会の後の立ち飲み屋♪

パトロールの途中に立ち寄った長谷の光則寺。

花の寺として知る人ぞ知る存在で、観光客に人気の大仏と長谷観音に挟まれた立地にありながら、観光シーズンの最盛期でも人の姿のまばらな静かで落ち着いた寺である。

ところが、さしもの花の寺も咲いている花は極端に少なく、唯一と言っていいのがハスくらい。

そのハスももう終わりかけていて、ブログの写真にストックしておこうという目論見は儚く潰えてしまった。

以前はもう少し"愛想"が良かったはずで、山野草のような小さな植物が咲いていたり、夏椿くらい咲いていたはずなのに…と、どこか釈然としないまま寺を後にした。
「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず」と詠った唐の詩人がいたが、その花さえ…と言うことだろうか。
まさか暑さが原因しているんじゃあるまいな。
 
ところで昨日はわが「二合会」句会の日。
大船駅のすぐ目の前の活気あふれる商店街の真っただ中での開催だったが、早めに終わったので、「どお、久しぶりに一杯やっていかない? ホヤの刺身の美味しいところがあるよ」と、これまでコロナで封印していた"二次会"を誘ったところ、同人2人が「待ってました♪」とばかりに応じてくれた。
残念ながらホヤの刺身を出す店は定休日だったが、"大船で一番人気の立ち飲み屋"に寄ってガラス戸を開けてビックリ!
まだ午後2時半を過ぎたばかりだというのに、店内のカウンターは立錐の余地がないくらい、入り口近くのテーブル席も埋まっていた。
別時限、別世界とはこのことで、まさかとは思ったが、そのまさかが目の前に存在しているのだから、あんな自民党政権でも安泰なわけだと暑さでふやけかけた脳ミソで考えても釈然としない。
 
それに引き換え、立ちのみの連中は心根が優しく、新たな3人の姿を見ると、それぞれ少しづつ詰め合ってあっという間に3人分のスペースが魔法のように出現した♪
コロナ禍では立寄る気にもならなかった居酒屋、まして密集状態で飲む立ち飲み屋だが、今回は抵抗なく店に入った。
大丈夫だろうな…
 
ショーチューのトマトジュース割りを中ジョッキで2杯飲んだだけだったが、暑い時の昼酒は後でこたえる。
家に戻ってシャワーを浴び、涼んでいると明け放した窓から吹きこむ海風が心地よく、ベッドに移動して午後七時前まで昼寝と言うか、夕寝と言うのか…
「夕ご飯よ」の声で起き出したのはいいけれど、久しぶりの昼酒はよく効いて、珍しく食欲がなかった。
眠気も去らず、8時過ぎには寝てしまった。なんとも可愛いらしいことである。
「来月下旬の句会の後こそホヤで飲みたい」という同人とリベンジを約束したので、楽しみなことである。
ホヤは確か夏が旬だものね♪
 
 

花の寺の光則寺のハス


薄紫色の花は何だったかな…
 

ヒメヒオウギスイセンはあちこちに咲いている


ひと塊のミソハギ


本堂とハス
 
二合会のわが提出句(兼題は「土用」)
 
四万十や土用うなぎの太きこと
早苗の香田舎の香水ともに舞い
夕日さす林に透ける蝉の声
峰々の夏に溶けゆく青きこと
竹のゴザ背中に残る昼寝かな

コメント一覧

heihoroku
当然です♪
そもそもわが結社「二合会」の名のいわれは「酒は二合」までという不文律から採用していますから…
二合を守ったのは最初の内だけで、今では日本酒二合、ビール二合、ワイン二合、その他それぞれ二合まで…と拡大解釈がまかり通ってはいますが…♪
酒なくて何の己が桜かな…ですよ♪
アミ
句会よりも飲み会ですか!
嬉しそうなお顔、目に浮かびます。
(⌒▽⌒)アハハ!🌞
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