梅雨の中休み状態が続いている。
この時期の雨は緑がきれいに映えるし、田植えが済んだばかりの如何にもか弱そうに揺れる早苗や周囲の水面に出来る雨粒の波紋を眺めるのも悪くはない。
ただこれが最近流行り? の線状降水帯の下にでも入って、数メートル先も見えなくなるような豪雨にでもなれば、場合によっては命の危険が迫ることにもなりかねないし、牧歌的な梅雨などと言うものはもう望むべくもないといった感もある。
最近は世の中全般から(ニンゲンの立ち居振る舞いも含めて)「ほどほど」「そこそこ」などという、いわば中庸が抜け落ち始めていて、多くに「猛烈」とか「超…」とかの形容詞が付くようになってしまって、日本人の心を豊かにしてきた穏やかな風土が生み出す様々な恩恵さえ失われつつあることに、いささか暗い気持ちにさせられる。
そういうわけだから牧歌的な梅雨が恋しくもなるが、なかなか思うようにはいかないものである。
どうせ中休み状態が続くなら、盛夏の予行演習でもやってくれて入道雲でも湧き立たせてくれたらいいのに…と思うが、そんな気配もない。
ただ、沖縄地方の梅雨が明けたというから、次の次の次くらいは関東も…と、待つしかない。
でも悪くないことが一つ。
気持ちの良い晴れ間は限定的だとしても、雨でじくじくしない分だけバラの大敵の黒点病やうどん粉病のまん延にはブレーキがかかることだ。
雨さえ降らなければ薬剤の定期的な散布も可能になるし、治療と予防に役に立つ。
大事に育てている「空蝉」に今年も黒点病が出て心が痛むが、ほかに飛び火するのは今のところどうにか防げている。
「空蝉」も今のところ小康状態だから、何とか…と天を仰いでいる。
久しぶりに池と森の公園経由で近所を歩いてパトロールする
濃さを増している緑にアジサイが映えてイイ感じ♪
多分最後だろうホタルブクロが咲いていた
花が痛んでいないところを見ると、雨が止んでからの開花だと思う
更に森の奥に進むと…
春先からウオッチしてきたヒメコウゾの実がだいぶ赤く色づいている
ひとつ口に含んでみたが甘みが足りず、まだ熟しきってはいなかった
さらに奥へ…
ハンゲショウの群落
化粧はまだ始まったばかり
わが家の庭のハンゲショウはもうこんななのに…
公園を抜けると竹垣の続く道に出る
この扉から人が出入りするのをまだ見たことがない
京都・嵯峨野には敵わないけど…
バス通りに出るとヤマユリがカーブミラーに自分の姿を映してうっとりしていた
この崖地にはたくさんのヤマユリが咲いている♪
ボクです
運動公園の斜面のあちこちにネジバナが咲いている
2本とも左巻
これはまた随分整然とお手本のように"美しく"ねじれたことか♪
ちなみにこちらは右巻
何故ねじれるのか…片側だけに花が付くと重量のバランスが一方に偏ってしまい、まっすぐ立っのに無理があるため、重量を分散化するために螺旋を描くようになったんだそうな