今日6月21日は夏至。
昼間の長さが1年で最も長く、太陽の光も最も強くなる日。
昨日は曇り空だったこともあり「まぁいいか」と日焼け止めを塗らずに湘南海岸のパトロールに出たら、途中から晴れてきて真夏の太陽に焼かれてしまい、シャワーを浴びる時、腕や太ももがヒリヒリしたのには「!?」と思ったが、後の祭り。
振り返ってみれば半年前の冬至を迎えた時、「あぁ、これで明日から日が伸びる♪ ぐんぐん伸びる♪ 一陽来復だ♪」と大いに喜んだのを覚えている。
夏大好き人間のボクは第一に寒さが苦手なこと、日が短いのが憂鬱でたまらないこと…などなど、冬は好きになれない。
それが今、真逆の位置関係にいるわけだが、冷静に考えると、明日から日は少しづつ少しづつ短くなって冬に向かい始める…
短くなって短くなって、ついには冬至に至るのだが、冬至から春を経て夏に至る時間より、夏至から冬至までの時間の方が短いんじゃないかと、毎年思うくらい、冬から夏になる時間より夏から冬に至る時間の方が早くやってきてしまうような気がするのは、それだけ夏を愛おしむ気持ちが強いからだろう。
と言うことになると、夏至に至った今、ボクは江戸っ子も顔負けなくらいの気の早さで「あぁ、もう夏は撤退開始か…」と長嘆息を漏らしつつ、悲嘆にくれなければいけない。
しかし、事態がそこまで深刻でないのは、やはり本格的な真夏の暑さがまだやってきていないこと、これから梅雨が明ければ真っ青な空に大きな入道雲がムクムクと沸き上がる雄大な景色が待ち構えてくれていること、記憶の底に夏休みという非日常の楽しい期間の存在が輝いていて忘れようにも忘れられないこと…などなどがたくさん積み重なっているお陰だろうと思う。
なによりも、夏の楽しみはまだ何一つ味わっていないし、これからが本番なのだから。
その楽しみの記憶がよみがえるのは夏至ではなく、夏至を過ぎたこれからの時間と日々にこそ現れるものだから、これから日が短くなる…なんてことにかかわり合っていちいち悲観してなんぞいられないのだ。
だからだろう、昼と夜の長さが同じになる秋分の日は「エッ?!」と思うくらい突然に近い形でやって来る。
そして目が覚めるのである。
「あぁ、夏は過ぎ去ってしまっていたんだったな…」と。
今日の夏至はそういうことをチラッと思う日でもある♪
「空蝉」の二番花
黒点病が出始めているのだが、頑張っている愛い奴ら♪
4:08の東の空
夏至の日の出を撮影しようと待ち構えたけれど、雲が…
3日前の18日4:42の日の出の風景
これから日一日と上る位置が真東(画面右手方向)に寄っていく…