まったくよく降るし、飽きもせず風まで吹き続ける。
と言ったって、わが南関東の海沿いの町に線状降水帯が停滞しているわけではないから、九州の球磨川流域や筑後川流域で発生した水害や土砂崩れなどをもたらした「経験したことのない雨」ではなくて、これまでに何度か経験したことのある降り方なのでまだ助かる。
この線状降水帯というのは気象用語の中でも耳新しい新参者で、ここ2、3年、しばしば耳にするようになったが、とにかく疫病神みたいな存在で、こいつが現れると毎年必ずまとまったイケニエを要求するところが、はなはだ気に入らない。
退治する方法はただ一つ。
進行中の地球温暖化に歯止めをかけることだ。
為政者たるアベなんちゃらの目が節穴ではなく、首の上に乗っている頭の中身が空っぽでなければ、まずは国民の命を守る安全保障上の重要課題として直ちにこの課題に取り組み、もちろん日本だけで片のつく問題ではないから、世界をリードしていかなければならない責務を負っているはずである。
しかるに…
言わずもがなの事は書かない。キーボードをたたく指が腐る !
これまでにどれだけ腐りかけたことか。
イケニエにされた人は温暖化対策に無頓着なアベなんちゃらを恨むがいい。
で、昨日、夕刊を見ていたら岐阜市内の長良川畔で旅館街の玄関を川の水が洗い、あわやという写真が掲載されているのを見て、彼の町に暮らす友人に安否を確認する電話を入れた所…
最初は通じなかったのだが、直ぐにかけ直してきて、ボクの要件など一顧だにせず、待ってましたとばかりに息せき切ったように「咳が出続けて、しかも熱が38度もあったんですよ」と切り出した。
「ん ? ってことはひょっとしてナニか !? 」
「そうです ! ドライブスルーのPCR検査を受けたんですけど、結果が出て陰性でした」と普段は割と寡黙な男が明るい声でしゃべりまくる。
どうやらホッとして嬉しくなって誰かに話したくて仕方なかったところにグッドタイミングで電話してしまったらしい。
まっ、それはともかく、知り合いがPCR検査を受けたのを知ったのは初めてのことで、身辺にひたひたと忍び寄るコロナの影を感じさせられた瞬間ではあった。
クワバラクワバラ。
友人はボクよりも少し若いので現役を続けている。
従って人との付き合いも多いだろうから感染リスクは当然高まる。そんな立場・環境にいるのだが、去年秋に長女に娘が生まれ、5月には長男のところに男女の双子が誕生するという具合にベビーラッシュに恵まれているのだ。
しかし、双子の孫は東京で暮らしている上に、コロナの移動制限もあってまだ対面出来ていないのが返す返すも残念でならないし、悲しいとぼやいている。
「あのなぁ、感染症が蔓延してるってことを忘れんな。万が一ってこともあるんだから」と言ったものの、到底、腑に落ちない様子が電話口からは伝わってきた。
ボクだって四国の姫には正月以来会っていないし、今年の夏だって短縮される夏休みに会えるかどうかわからない。
今日手元に届く予定の新調の自転車の初乗りにしまなみ海道を伝って瀬戸内海を渡り、四国まで会いに行くって選択肢もあるんだけど…
とりあえず太平洋高気圧の炎帝に頑張ってもらって梅雨前線を北に押し上げ、梅雨と線状降水帯を打ち負し蹴散らしてもらいたい。
それで真夏のギラギラの太陽の光を浴びてから次のことを考えようじゃないの ♪
わが家のアジサイ
見出し写真を含めて「ど~よ、この色、このグラデ―ション ♪ 」という気持ちで並べました
ど~よ !
こういう色合いも ♪
梅雨の末期、アジサイも終わりに近づく頃になると、得も言われぬ色に染まるアジサイが楽しみ