NHKラジオ第1放送の4時のニュースを5分間聴くのが目的だが、4時3分前に設定しておくとニュースの前に流れる全国の天気予報が聞けて便利なのだ。
もちろん必要なのは東京の天気なのだが、列島全体の様子も分かるから無駄ではない。
隣のベッドで寝ている妻が起きてしまわないように音量を絞っているから、音自体は小さいのだが習慣というのは大したもので、寝過ごすことは年に何度も無い。
何度も――と断るのは皆無ではないからだが、深酒をした時以外はほぼその心配はない。
そして天気予報とニュースを合計した8分間程度の時間は、エイヤッと起き上がるまでベッドの上でぐずぐずるのにちょうどいい時間なのである。
で、ここからが本題。
今朝もスイッチが入った途端から聞き耳を立てたが、いつもと様子が違う。
どうも国会の委員会審議の中継のようである。
ん? 予算案は参院でも可決されたし、何か他にこんな未明まで審議がもつれるような案件があったっけ…
そういう思いで一体何の審議かと耳を凝らしているうちに、4時の時報がプッ プッ ピィ~ンと鳴り、それでも何のアナウンスもないまま審議の模様が続いている。
放送法という単語が耳に届く。
一時期、民主主義を制限したくてしょうがない議員どもが跳梁跋扈するジミントーがNHKと民放の放送内容に介入できるような(既にNHKはアベなんちゃらとジミントーの顔色をうかがいながら放送しているけれど…。特にモリトモ問題ではアベなんちゃらに都合の悪い内容をスクープした大阪の記者を現場から引きはがして左遷してしまうという恥知らずなことまでやってアベなんちゃらに恭順の意を表している)、表現の自由と報道の自由を露骨に奪いかねない規制案を検討していることが分かり、さすがにこれは世間の反発で日の目は見なかったが、油断はならないのだ。
また新たな火種か? でも思い当たるような案件は新聞やテレビではお目にかかっていない。
はて一体……
4時の時報の後はニュースだが、そんなものもどこ吹く風で国会中継が続いているのだから、尋常ではない。
普通なら「ニュースの時間ですが、このまま〇〇を続けます」とかなんとか、説明が入るはずだが、ウンともスンとも言わないままなのだ。
そうこうするうち、委員会の委員長と思しき声の主が「以上、賛成の諸君の…」とやるので、スワッ、強行採決の暴挙か! と依然として何の案件かもわからないのに腹が立ちかける。
そのうち、付帯決議の内容について提案者を代表した議員が読み上げ始めたのだが、共同提案する政党名を聞いているうちにジミントーからキョーサントーまで与野党各党が名を連ねているのを聞くに至って、ようやく全会一致の決議案だということが分かった。
それにしたって一体何の審議なのさ、という思いで興味津々でいたら、付帯決議も可決された後、総務大臣に続いてNHK会長が謝意と決意を書いたものを白々しく朗読しているのを聞いて、ハハァ~ン、NHKの予算案が委員会で承認されたんだなと理解した次第。
それに気づくと同時にアナウンサーの声がかぶさり「この時間はNHK新年度予算の国会審議の模様を録音中継で…」とのたまう。
この後、遅ればせながらニュースを流すのだとばかり思っていたら、これも何の音沙汰もなく吹っ飛ばしてラジオ深夜便の続きを流し始めた。
ふざけんな! と言いたい。
そりゃぁ自分たちの予算が承認されないことには何も始まらないことはよくわかる。
だとしても、ニュースのおしまい辺りに「予算案が国会で承認されました」とごく短く伝えれば済む事柄のはすだ。
どうしても会長が出てきたしゃべりたいって言うなら深夜帯の続きの時間だから、それはそれでしょうがないが、よりによってニュースまで吹っ飛ばしてほっかむりってこたぁ~ないだろう!
NHKの前にGM付けろよ。GMつけてこれからは「あなたのGMNHK」って名乗んなさいよ。もちろん「ゴーマン」のGとM。
予算案可決取り消し‼
タネから育てたパンジーは去年の暮れから咲き始め、今や旺盛な咲きっぷり
以上は2階のベランダ
ニリンソウも増えてきた
ネモフィラやアネモネ、etc…
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