見出し画像

平方録

キュウリの二期作 !?

さすがにもう店先には並んでいないだろうなぁ…

そう思いつつ、モノは試しと隣町にある農協直営のわいわい市場に行ってみると、さも当然という顔をしたキュウリの苗が少なくとも3種類並んでいて「お待ちしておりましたよ」と愛想の良い笑顔で迎えてくれた。

必要な数はたった2本なので、さっそくひと苗143円ナリの苗を2つ買う。
ついでに目についた「暁の海」という名のつけられた濃い紫色の朝顔の苗もたった一つだけど買った。
キュウリのネットを2階のベランダの東側の部屋の窓の前に張っていて、緑のカーテンとしても生かしているのだが、キュウリだけではすべて埋まらないので、端っこに絡ませるつもりなのである。
 
キュウリは5月の大型連休明けに、やはり隣町の生産者のところまで足を運んで、これから園芸店に卸すという苗の中から元気の良いものを2つ手に入れてきた。
病害虫に負けずにしかも良く生るように台木にわざわざ接ぎ木するという手間をかけた、いわば‶血統書付き〟の苗である。
おかげで生育は順調でもう5月の終わりころには最初の1本を収穫し、初物はそのまま採れたてを味噌をつけて食べたのだった♪
そうこうするうち『ジャックと豆の木』じゃないが、つるはぐんぐん伸びていき、慌てて先端をピンチするほどの成長ぶりを見せ、最初の梅雨明けの6月下旬には次から次に実が生って、これじゃ7月も半ばを過ぎるころには終わってしまうじゃないのかと危惧していた。
案の定、既に花は咲かず、実も生らない…葉っぱも黄変してきて緑のカーテンとしての役目も怪しくなってきた。
 
新しい苗を手に入れることができたお陰でヤレヤレ一安心だが、シーズンに2度植えするとは思わなかった。
例年も、この時期になるとキュウリの苗が出回るのかどうか、それは知らない。
しかし、正直言って助かった。
例え実の成り具合が多少悪くったって、緑のカーテンの役目さえ果たしてくれるなら、それはそれで結構。まだまだ夏は続くのだ♪
キュウリの二期作なんて聞いたことがない。とんだ二期作になったものだ。
 
ボクの家の極めて限定的なプランター栽培と違って、生業としてしている農家の人たちはどうしているんだろう。
聞こえてくるところでは、いきなりの猛暑とその後の愚図つく2度目の梅雨のせいで神奈川県内の野菜作りは散々だという。
わが家の順調だったナスもほぼ終わりかけてしまっている。
花の数もめっきり減ってゆき、今ではもう咲かなくなってしまった。
ナスの苗も探してみたが、市場には出ていなかった。
もっとも、ナスの苗はせん定すればひと月もすれば「秋ナス」として復活してくれる。
そろそろ見切りをつけてせん定する時期に来ているようだ。
それにしたって、せん定時期は去年よりひと月以上も早い。
野菜だって随分戸惑っていることだろうに…
 
ところで2度目の梅雨はいつになったら開けるんだ?



6月の初めには、こんなお行儀のよい真っすぐな性格のキュウリがたくさん収穫できたのに…


最初の内はこんなに低い所で実をつけるのもだから、この後、地面に着いてしまって先端がひん曲がってしまった…なんてことがあったが今となっては懐かしい
 
いささか遅きに過ぎたかもしれないが、今年の夏は長そうなので朝顔「暁の海」も買ってきた
 
 

コメント一覧

平方録
いい出来でしょ♪
でも、もうこの株は終わっちゃったんです。
まさかキュウリの二期作をすることになるとは…
さて、今後どのような展開が待ち受けていることか、楽しみです♪
アミ
凄いです🎵
「成城のイシイ」にでも置いてそうな素晴しいきゅうりですね。
私は、そこでは野菜など買いませんが…。
手が出ませんもの。 (⌒▽⌒)アハハ!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「随筆」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事