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平方録

「若い脳です」

2000年の6月に受けた開頭手術をきっかけに、毎年、脳のMRI検査を受けている。

つまり脳ドック。

その検査結果を聞きに主治医のもとへ。

「結論から言いますと脳のMRIも頸動脈の動脈硬化の進み具合も何ら問題ありません」

マスクで顔の半分を隠して眼だけをのぞかせた顔をボクに向けて、開口一番そう言った。

向けられた眼はニコニコしているようで細くなっている。
つづけて「脳には梗塞の跡も出血の跡も何もありません。きれいなもんです。血管に新しい動脈瘤も出来ていません。脳は加齢とともに委縮していきますが、70代半ばの割には萎縮の度合いも驚くほど進んでいません。若い脳です」と「若い脳」に力を込めた。
むふっ…ワ・カ・イ・ノ・ウ…♪
なんと、心地よく耳に響く言葉であることよ。
日本語にこんな素晴らしい響きとイメージを備えた言葉があったなんて…むふっ…ボクの脳の事だよ♪
 
一方の動脈硬化検査。
頸動脈にエコーを当てて調べる検査で、頸動脈にはやはり年とともに老廃物であるプラークが溜まり、血管の内側にへばりついて血流を妨げるので、その度合いをチェックする。
プラークが溜まって頸動脈が細くなりすぎると、血流は狭い所を無理に通過しようと、圧力が加わるから血管壁にこびりついたプラークがはがされ、血流に乗って脳内のどこかの毛細血管を詰まらせる。
それが脳梗塞を引き起こす原因にもなるのだが、若干プラークが付着しているものの、血管の狭窄率が出せないほどの少量で、こちらもまったく心配はいらないということだった♪
 
それにしても「若い脳です」という言葉の響きの何という心地良さ。
ここ数年を振り返って、これ以上の心地よい言葉を聞いたことがあったろうか…
むふふっ…♪
 
 

近所の寺でハスの花が終わった後の蓮口の表情がとても豊かだったので、記念写真を撮った



 








病院を出たら昼近かったので何か食べて帰ろうとしたが、感染力の強いコロナが流行している中で、マスクを外して食事する気になれず、地元の駅のエキナカで弁当を買って帰った。
「ノルウェー産サーモンのハラス蒲焼重」(税込み899円)。
イクラも乗った"親子重"で、ハラスのもうとろけそうな軟らかさに加え、品の良い脂が良く乗っていて、大正解でアリマシタ♪
2階のベランダでカツラの木陰とゴーヤの緑のカーテンの下にテーブルと椅子を引っ張り出し、ビール片手に「若い脳」の余韻を楽しんだのであります。むふっ。

コメント一覧

平方録
思わず満ちてくる「ウフフ( ^ ^)_U~~」の心情…よぉ〜っく分かります♪
「むふふっの君」より。
アミ
「若い脳」
なんて、素晴らしい響きでしょう!
おめでとうございます。
私も、先日、いつもと違う頭痛を経験し、近所の脳外科外来に行きました。
驚きですよ。 町医者のクリニックなのに、大学病院並みの検査が、予約なしで、受けられるんです。
海馬の縮みを危惧しましたが、きれいだと言われ、まだ、ボケは遠いな~と、嬉しかったです。ウフフ( ^^) _U~~
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