近所を散歩していて草むらに透き通るように奇麗な青い色彩がこぼれているのに気付いた。
といっても緑の海の中にたった一滴。
赤い色彩なら紅一点という表現があるが、青い色にはそんな便利で気の利いたものはない。
しかし、遠目からでもよく目立つ。
それくらい魅力的と言っていいほどアピール力を湛えた色である。
最初は「?」と思っただけだが、直ぐにピンときた。
近づいてみれば案の定…そう、ツユクサだった。
今年、初見♪
ものの本には花期として「夏」とだけ、大雑把に記述されていて別に文句はないが、今まで気が付かなかったか、そもそも咲いていなかったか…
あちこちフラフラしていても目に入らなかったのだから、多分後者だろうと思うが、そんなものかと思いつつ、あの吸い込まれそうな青い色合いを目の当たりにして嬉しくなった。
そして本格的な夏の訪れが目の前まで来ているということも、嬉しさを後押しする理由である。
露草の露千万の瞳かな 富安風生
帽子草、帽子花、鈴虫草、蜻蛉草、蛍草などの別名を持つ
朝に咲いて昼にはしぼんでしまう花だが
二つ折りになった苞(ほう)と呼ばれる葉を開くとたくさんのツボミが用意されていて
その日限りの花を次々と出しては咲かせ
夏の間中いつまでも咲き続けるんだそうな
決してはかない命などではない
ツユクサの咲いていた草むらではドクダミも群れ咲いている
嫌われるのが気の毒なくらいの白十字
そう言えばこいつはまだ見ていなかったなと探しつつ歩くと…
公園の草むらに一株だけ見つけたが、まだつぼみで咲く寸前だった
それにしてもネジバナというチャーミングな花をあまり見かけなくなった
何かわけがあるのだろうか…
風が強く、しかも小さいのでスマホではピントがなかなか合わない お陰でこんなピンボケ写真しか取れなかった
わが家では去年咲かせたネジバナが鉢に残っていてつぼみをつけ始めた♪
ツボミは5、6本あるっから大いに楽しみ♪
そして庭では咲き終わったと思ったクロタネソウが…
ホタルブクロが風に揺れていい感じ
「空蝉」の2番花がブーケ咲きしている