身体を動かしていないから、エネルギーを作り出す装置が休んでしまっているようで、身体が暖まらないというのが本当のところだろう。
若い細胞なら寝ていたって活発に活動するのだが、ジジイになるとそうもいかないらしい。
本体が動きを止めると細胞まで動きを止めてしまうのだ。
こういう説は今まで聞いたことがないので、もしかしたら新発見かもしれない。
証明する手立てがあれば、ノーベル賞は無理としても遠縁くらいの賞をもらえるかもしれない。
夕飯は好物のカキフライだったが3個しか食べられず、付け合わせのキャベツの千切りはもそもそしているのでほとんど喉を通らなかった。
他に茎ワカメを刻んだものと屑野菜を卵でとじたスープ、アボカド数切れと、元気をつけるために特注したニンニクのアルミホイル焼きを胃の中に押し込み、ご飯を軽く食べて8時前には寝たんである。
一旦目が覚めたのが12時ちょい前で、4時間はコンコンと寝たらしい。
窓の外をチラッと見たが雪の気配はなく、その後尿意を感じて2度も目覚めたが、いい加減に腰も痛くなったのでいつも通り午前4時に起きて見ると2階のベランダがうっすらと雪化粧しているが、大したことはない。
今年はもう雪はいいんじゃないか。いらないね。
結局8時間寝たのだが、起きてしばらくするとせき込んで七転八倒すると大きなたんが出てきて、体中がずいぶん楽になった。
赤玉が出たらドキッとしてしまうが、そうではなくて、黄色っぽい普通のたんだったので安心である。
これで打ち止めだと良いのだけれど。
円覚寺の横田南嶺管長が選び自ら筆を執った言葉が添え書きされている卓上カレンダーの2月の言葉は「つらい吹雪も辛抱が大事 いつか笑ふよ庭の梅」とある。
こういう言葉で励まされる人もいるのだなぁ、というのが正直な感想だが、悟りを開いた高僧というのはシレっとしてこういうのを掲げるんである。
それにしても疑り深いマナコを持つ身というのは何かにつけ損だなぁとつくづく思うのだ。
解けて行(ゆく)物みな青しはるの雪 田上菊舎
もう少しすれば若草がみずみずしい色を伴って萌え出てくる。そういう光景が目に浮かぶ。それまであと少しの辛坊。
ん? 管長のペースにはまっちゃってるか?
妻と一緒に我が家にやってきたひな人形
AM04:14の積雪
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