平方録

世が世なら初音だって聞こえて…

布団の中はさすがに暖かいが、寝室の空気は10度を下回っているから薄手のパジャマで布団から出ようものなら瞬時に目が覚める。

少し前まではその寒い寝室で着替えていたが、風邪をひいてしまって以降は隣の部屋に飛び込んでガスストーブに点火し、その火力に身をゆだねながら着替えるようになった。
我ながら軟弱でだらしないとは思うが、これは案外正解で、寒さに邪魔されることなく着替えることが出来る。
そしてパソコンを開いてメールのチェックやらニュースサイトのヘッダーだけ見たりした後にテーマを探しブログを書き始めるのだ。
で、今朝気付いたのだけれどガスストーブに点火して部屋の温度が20度に達したのが40分後である。
冷え切っているからだろう。暖まるのに随分かかるものである。

20度になれば快適かというとさにあらず。
身体は着ぶくれているし、今朝は鼻水が垂れてその都度ティッシュで鼻をかんでいるので鼻の両脇が赤くなってきてしまった。
情けない顔になって美男子が台無しである。

ガスストーブには室温設定機能が付いていて、決めた温度を入力しておくと火力調節して一定の温度に保つようになっているが、ここのところの寒さで、調節機能が十分機能しているかどうか怪しい。
というのも、時々火力を弱めているようだが、弱めるとすぐに温度が下がってしまうと見えてほとんど休むことなくガンガン燃やしているのだ。装置の意味をなしていないと言うべきである。
一応22度に設定しているのだが、時々卓上の温度計を見ると25度とか26度を表示したりしている。
それでも別に汗をかくわけでもなく、暑くて居心地が良くないという訳でもない。
ヒト様を先回りしてストーブの方が勝手に〝快適そうな温度〟を見つけているのかもしれない。人工知能付きのストーブとは思わなかったぜ。

それにしても今年の冬の寒さには辟易する。
12月に入った途端寒くなったし、もう丸2か月寒さの底に閉じ込められてきたというのに、先が見えない。
2月8日に「初音」を聞いた年もあるのだ。
それどころかまた寒波がやって来るって? ウグイスだって戸惑ってるぜ。モタモタしていればすぐ3月で啓蟄だぜ。虫の奴らだって準備が間に合わないんじゃないか。

立春を過ぎたらぼちぼちせん定しただけでそのままにしているバラたちに寒肥を施す作業をしようと思う。
これをきちんとしておけば5月以降の開花が大いに期待できる。
一部の鉢植えの株は鉢を一回り大きくしたりする作業も待っている。根が動き出さないうちに済まさなければならない。
パンジーやネモフィラの苗もそろそろ定植したいのだが、この寒さではどうなんだろう。
とにかく時機を逸しないようにしなければ。
寒いけれどせわしなくもなってくるのだ。
どさくさに紛れてでも何でもいいから春よ来い、早く来い。



定植を前に養生中のパンジーとピオラの一部。このケースのほかにパンジーのケースとネモフィラのケースが1つずつあるのだ
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