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平方録

ほぉ~ !? れんそ~

さて、今朝はクイズから。
見出し写真に写っているものは何でしょう。
 ?
 ?
 ?
あぁ~、これね! とピンと来た人は相当な植物好きか、日ごろから周囲に配る目線のひときわ注意深く、好奇心の塊のような人だろうね。
ボクは昨日の5月1日に齢ウン十年にして初めて認識しましたよ。
まさに「へぇ~!」「ほぉ~!」。 おまけにも一つ「え~っ!」
一応植物らしきものが写っているなってことは分かるよね。
調べたら花言葉も一応あってね…
これが何と「活力」と「健康」。

これさえありゃ、仕事も勉強もバリバリできるってもんだし、人生バラ色間違いなしっ!ってところだね。
だからヒトはみんなだれでもがこの文字にあこがれる。
それを手に入れようと滑稽なほどありとあらゆる努力を尽くしている人々がいるのをボクは知ってるよ。
都会のスポーツクラブなんてところにはわざわざお金を払って「どうか私にも分けてください」って、通ってくる連中が後を絶たないって話だぜ。
そのあこがれの権化、別格本山官幣大社みたいな植物がこの写真の正体なんだよ。

しかし、大人が憧れるこの植物も子供は大嫌いでねぇ、なんとか好きになってほしいとメリケン国では漫画のキャラクターを誕生させたりしてPRに努めたのさ。
日本でも大昔にシリーズがテレビ放映されたから、覚えている人もいるだろう。
あのキャラクターはいざという時になると、この植物の缶詰を開けて食べてたっけな。
すると腕にものすごく大きな力こぶが盛り上がって悪漢を退治するのさ。で、子供が憧れるって寸法さ。
そうそう、コーンパイプくわえてたよ。
もうピンと来た人、多いでしょうね。

ん?  まだわからない ?
じゃ、もう少しヒントを。
この植物は漢字で書くと「菠薐草」ってんですよ。
そろって草冠をかぶっちゃって、すごい草いきれ。
昔々、ペルシャに「頗稜」(ホリン)という国があったそうな。
その頗稜からシルクロードを通って中国に伝わり、唐の時代に日本にも伝わったんだって。
この頗稜がなまって今の名になったんだそうだよ。

もう分かったでしょ ♪

花には見えないけど、こいつがどうも花らしいんだな 

雄花と雌花が別々の株に咲き、雄花は直径0.2㎜ほど、雌花も直径0.5㎜ほどしかないため「肉眼では確認することはできません」と書かれていた


ヒゲみたいのが伸びていて、オシベとかメシベのようにも見えるけど…

う~ん
そう言やぁ、虫も近寄ってこないなぁと思ったら風媒花なんだそうな
こんなに花が小っちゃければ、虫だって困っちゃうだろうしな 
無視っ! なんちゃって…

ヒゲのようなものの先には何にかついている…

100均で100円で買ってきた接写レンズをスマホにつけて撮ってみたら…
雰囲気だけでも分かってもらいたくってさ

これが「活力」と「健康」の源ってんだから、世の中は摩訶不思議だ

八百屋やスーパーの店頭で売られているものは見栄えをよくするため、大きくしてから収穫しているから、全体にこの植物特有のシュウ酸が溜まってしまい、そのシュウ酸が味を悪くするし、子供が嫌う原因の一つでもあるのさ
でもベランダのプランターにタネを蒔いておけば生えてくるから、6~7cmに伸びてきたら摘まんでサラダにして食べると甘みがあって、「えっ!これがあの〇〇〇〇〇〇!」とビックリさせられるほど美味しい ♪
採りつくしちゃったらまたタネを蒔けばいいし、秋から春まで重宝するよ
蒔く時期を少しずつずらせば端境期が無くなって途切れることなく口に入るって寸法さ


これが全体像
花は穂状にびっしりとついていて、高さ40~50cmほどに伸びている
花を確認したからもう役目は済んだ ゴクロウサマデシタ





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