これまで2年余り、世間が騒げば騒ぐほど注意に注意を払い、自分には無縁だと信じて疑わなかったのだが、ついに来たるべきものが来たというか…
隣町に住む孫の「若」が「みなし感染者」の仲間入りをしてしまった。
小1なのだが、学校で児童の間に感染者が増加していていてリモート授業も受けられるのだが、一人っ子の若は友達と一緒にいるほうが楽しいし、給食も食べたいと登校を続けていたのだ。
近所の5年生が感染し、その連絡が回ってきて話題になった時「僕も何だか熱いなぁ」というのを聞いた母親が慌てて熱を測ると38度もあって、すぐに学校から配られていた抗原検査キットで調べた時は陰性だったが、翌朝も熱が下がらず、市の保健センターに連絡したところ「みなされ」てしまったのだという。
お陰で両親も濃厚接触者として行動が制限されることになり、わが家の山の神が必要なものをそろえて玄関先に「置き配」してくる役割を担う羽目に陥っている。
友人でデルタ株に感染したのはいたが、実際のところは対岸の火事だった。
それが今回、こんなに身近なところで感染者が出てみると、今更ながらオミクロン株の感染力の強さを思い知らされた気分でなんだか落ち着かない。
何事にも慎重な娘はオミクロン株の流行開始とともにわが家に寄り付かなくなり、当然、若も遊びに来なくなっていたので、わが老夫婦の濃厚接触者入りは免れた。
幸いに若は今のところ症状は熱だけのようで、食欲もあり、テレビで好きな漫画を見て過ごしているという。
早生まれの若は17日に7歳の誕生日を迎える。既にプレゼントする本2冊を手元に用意しているのだが、退屈しているだろうから前倒しで届けようと思っている。
何はともあれ、大事に至ることなく1日も早く回復してくれることを願うばかりである。
若感染の知らせが届いたのと同じ日、つまり昨日、夫婦そろって3回目のワクチン接種を受けて来た。
ボクの場合は2回目が7月21日だったので、7か月弱の接種間隔となった。
自治体の案内はファイザーで来ていて、来月初旬の接種予定だったが、モデルナを選べば早く打てるということで、モデルナを選んだ。
抗体の量も交互接種の方が多くなり、接種効果がより高まるということも背中を押した。
氷雨の振る中を車で大規模会場の武道館まで行ったのだが、打ち手の数を含めたスタッフの人数が揃っていることもあって接種の流れは実にスムーズで、「何だ鎌倉市もやればできるんじゃん」と妙な関心をしつつ、待ち時間ゼロであっという間に接種を終えることができた。
氷雨が唯一のストレスだったというのは皮肉だが、今朝は打ったところが若干痛む程度で、今のところ何の副反応も感じない。
強いて挙げれば打った左手を下にしないよう、いつもと反対側の身体の右側を下にして寝たら、聞こえる右耳が枕に埋もれてしまって目覚まし代わりのラジオの音がが聞こえず、20分ばかり寝坊してしまったのが副反応と言えば副反応である。
いずれにしたってコロナさえなければ経験することも無いことばかり。おまけに、経済活動の停滞も含めた世界中の損失額の総計はどれくらいになる事か…
何ともヤレヤレなことである。
(見出し写真は円覚寺の国宝・舎利殿)
追伸 関東地方にはまた大雪注意の予報が出されていたが、起きてみれば、こちらも無反応で、外の景色はいつもの通り。
またしても雪の予報は外れてくれて、いい塩梅である。