今朝も霧のような雨が漂うように落ちてくる。
お陰で鳴き出したヒグラシのセミ時雨もすぐ止んでしまい、どういう風の吹きまわしかガビチョウがけたたましく鳴いて、辺りの静寂を切り裂いている。
ガビチョウの巣に蛇でも近づいたか?
遠くで鳴っていたサイレンが少し近づいてくるような気がした。
救急車のサイレンとは違う明らかに緊迫感のあるサイレンだ。けたたましくもある。
近くで火事でも出たかと窓から辺りを見渡すが煙の一筋も眼に入らず、サイレンもそれっきりで聞こえなくなった。
まったくけたたましくも騒がしいことだ。まだ午前5時だぜ。
今年の夏はやっぱりおかしい。
関東地方は6月6日に梅雨入りしたかと思えば、27日には開けてしまい、最速最短記録を塗り替えてしまった。
その後は真夏の空が広がり、やれ熱中症だ猛暑だとマスコミのバカ騒ぎを苦々しく見ていたら、‶梅雨明け10日〟の言い習わし通りきっちり10日間でそれも終わってしまった。
終わるだけならいいが、今度はまた梅雨空に逆戻りしたような日々が続いていて、今日から向こう10日間を見通しても晴れマークはゼロと来ている。
そして驚かされるのは、埼玉県の鳩山町というところでは13日午前3時50分までの12時間降水量が観測史上最大の392.55ミリを記録し、平年の7月1か月分の降水量の2倍を超える雨量になり、気象庁は12日深夜にかけて埼玉県内に「記録的短時間大雨情報」を9回も出す事態になったそうな。
町民県民ならずとも、一体どうなちゃってるんだ!? これからどうなっちまうんだ?とビックリさせられてるんじゃないか。
幸い今のところ人的被害は出ていないからいいようなものを、あわやというところまで来ているようだからこれから先も気が抜けないだろう。
ボクの椎間板ヘルニアはだいぶ良くなり、日常生活には全く不自由しないところまで回復してきている。
そろそろ本格的なパトロールも再開しようかと思っている所だけに、傘と雲ばかり並んだ天気予報を見て「何だよっ!」とボヤキの一つも出ようというものだ。
夏休みを楽しみにしている子供たちだって、こんな夏じゃイヤだろうに…
入道雲の下、麦わら帽子をかぶり、虫かごと虫取り網を持って野原を駆け回るのがニッポンの夏の子どもの正しい姿じゃなかったっけ(一体いつの時代の話か…)。
今の小学生は学習塾だとか、ピアノだ水泳だとかお稽古事を梯子したりして随分と忙しそうだからなぁ…
でも中にはいるさ、伝統的で見本のように生き生きした野生児も♪
わが家のアジサイ これは「霧島の恵」の今♪
花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに
作者の小野小町は花の移ろいを詠んだだけのつもりでも、絶世の美女と伝えられる小町伝説のせいで、後世の人々は小町が自分の容色の衰えを嘆いた歌とよみならしてしまった
何とも魅力的な色合いですなぁ♪
咲き始めはこんな爽やかなブルーだった
こんな色合いの時期も
こちらは別種のアジサイ
こちらは別種のアジサイ
こう変化していき…
今はこの姿