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平方録

早朝、鳴り響く緊急速報

今朝は何を書こうかとパソコンの前で思案投げ首でいると、突然スマホから大音量の警報音が流れ出してビックリさせられた。
緊急地震速報だとカエルを押しつぶしたような?嫌ぁ~な音がするが、それとは少し違った音色である。
何事かっ!と画面を覗くと隣町が発した「緊急速報」で「土砂災害の危険性が極めて高まっているため」として片瀬、村岡地区の土砂災害警戒地域の住人に出された「今すぐ安全な場所に避難しろ」という「避難指示」を伝えるための知らせだった。

確かにこの辺りにはがけ崩れの危険と背中合わせのような場所が素人目でも散見される。
1日未明からの強い雨は既に48時間連続して止む間もなく降り続いているから、地盤も相当緩んでいるのだろう。
転ばぬ先の杖は必要である。
わが鎌倉も谷戸の奥まで住宅が建てられ、しかもエッ!?と驚くような場所にも家があるから、それなりの雨量が集中的に重なれば土砂災害の恐れは十分にある。
どこの谷戸に入り込んでも、決まって土砂災害危険地区だということを知らせる看板が出ているし、景観を台無しにするような武骨な土砂崩れ対策を施した崖地なども見受けられ、個人的には何も危険を承知でこんな場所に人は住みたいのかねぇ…と思ったりするのだが、余計なお世話なのだろう。

ここ数年はそうした土砂災害の被害はあまり聞かれないが、寺田虎彦だったか誰だったかが発した有名な警句に「災害は忘れたころにやって来る」ってのがある。
おめおめ油断は禁物なのだ。
鎌倉市全域にも午前3時に「避難指示」が出されたらしい。白川夜船で気づかなかったこともあるが、防災無線で流れても雨戸が閉まり、かつ雨音が激しければ聞こえないので効果は限定的だね。
伝達方法に再考の余地ありだな。
ちなみに、わが家の周囲200m以内に迫りくる山はおろか崖もないし、海抜30m弱の場所でしかも岩盤の上に乗っているから水害や津波、地震の心配もない。

ところで昨日のブログでは雨音を「ザーザーザーザー」と表現したが、それに加えて地表付近からは大粒の雨粒が地面にたたきつけられて出る「ビシャビシャビシャビシャ」という音も聞こえてくる。
つまり「ザーザーザーザー、ビシャビシャビシャビシャ、ザーザービシャビシャザーザー、ビシャビシャザーザービシャビシャ…」の連続音なのである。
ちょっとここのところ聞いたこともないような激しい降り方が続いているから余計心配なのだ。

それにしても思わぬ警報音に驚かされたものだが、ブログのネタになったのは何よりである。
話は変わるが、昨日コロナワクチン接種に伴う副反応がチラッと出た(ようだ)。
ボクが接種したのは6月30日午後4時少し前のことだが、それから42時間後の2日午前10時前後位から軽い頭痛がし始め、変だなぁと思っていると、そのうち寒気までしてきた。
梅雨寒だしそのせいもあるんだろうなぁと思いつつ、しばらく様子を見ていたのだが、どうにも気分がすっきりしない。
それで、こいつが副反応の一つなのかと思い頭痛薬でも飲んでみるかとチラッと考えたが、元々寝不足気味だし、この際だから寝ちまえっ、とベッドにもぐりこんで3時間。

目覚めてトイレに行って気持ちよく放尿すると、その尿の中にボクの体の免疫機能によって退治された‶異物〟がすっかり流されて行ったようで、みるみる回復していったのだった。
きっとあの具合が悪かった時にわが体内では‶異物〟との間で最終戦争が行われ、最後の決着がついたんだと思う。
これって、ちょっと劇的だったので、あえて記しておく次第です ♪


(見出し写真は北鎌倉・東慶寺のアジサイ)
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