2階ベランダのカワラナデシコの鉢からネジバナの茎が4~5本も伸びているのに気付いた。
去年は見かけなかったので「どこから?」「どうして?」と疑問は尽きない。
とは言え、公園の芝生の中などで小さいとはいえピンク色の花を咲かせるネジバナを見つけると、なんだか得難いものを見つけたように嬉しくなる。
ましてや、ネジバナの方からわが家にやって来てくれ、目の前で咲いてくれているのだからラッキーな話というほかない♪
2~3年前に、近所の公園の隅っこに咲いていたネジバナを持っていたナイフで掘り起こして庭に移植したことがある。
この時は翌年も花を咲かせたが、それ1度きりで消滅してしまったから、今回のことは嬉しさもひとしおである。
それにしても、どうしてキミはねじれているのさ。
ラン科ネジバナ属の多年草
こんな小さな花でも几帳面にねじれて咲くところが微笑ましい
左端が右巻きで、右端が左巻き…ややこしい?
右巻きか左巻きかの比率は1対1だそうな
健気にらせんを描いている
小さいながら一つ一つの花をよく見るとラン科の分類にそぐわず、一丁前にランの特徴が良く出ている花を咲かせているところがお見事♪
ネジバナの根は菌根となっていて土中の菌類と共生しているという
植え替えで共生菌との関係をかく乱してしまうと、開花結実した後に養分を使い果たして枯死してしまうそうだ
真っ白な花が咲く「シロネジバナ」があり、園芸愛好家に好まれるそうだが、お目にかかったことがない
花の咲き始めは「ねじれ」は無く、素直?なご様子
花数が次第に増えるにしたがってねじれるのは、一直線に花が咲くと花が咲いている側が重くなりすぎて茎が曲がってしまうので、それを避ける意味から重力を分散させるためにねじれるのだろう、という説があるそうな