見出し画像

平方録

3年半ぶりの旅に出た その2

一夜明けた伊予・新居浜は前日までの「曇り時々雨」の予報が外れて見事な晴天♪
ただし姫は月曜日から始まる期末試験の勉強のため友達と連れ立って近くの図書館へ。
妹君は午後からのピアノ発表会の準備でジジババに付き合っている暇なし!
孫たちの日常生活の中に勝手に割り込むのだから、これは致し方ない現実。
そんなわけで、午前中は自力で潰さなければいけないことに。
それで、娘が車で別子銅山跡の見学施設まで送ってくれることに…
江戸時代に銅山が見つかって以来、精銅の拠点として栄えてきた新居浜は「あかがね」の町なのだ。
銅山の歴史を辿ることは街の歴史を振り返ることでもある。
ただ「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる旧鉱山跡地の遺構が残る山奥の東平地区へ通じる道路が何年か前の台風による土砂崩れの影響でアクセス不能になっていて行けなかったのが残念だった。


街の中心部から車で20分くらい
街のすぐそばまで迫る四国山地の際に銅山は見つかった
1690年、元禄3年のことだそうだから元禄14年に起きた赤穂浪士の討ち入りのはるか前のことである


マイントピア別子の入り口
この奥に鉱山列車のレールを使った観光列車が走り、見学コースの坑道跡に入れる


満開のフユザクラがお出迎え


在りし日をイメージした観光列車で坑道跡まで登る


谷を渡り切ると終着駅


深い谷を今度は徒歩で渡る


いよいよ坑道の中に


もっとも採掘の最先端部分と違って坑道の端っこだから中は案外広い
多分トロッコ列車の軌道も敷かれていたんだと思う


往時を説明する模型が展示されていて、これは採掘の最先端に貯まる湧水を外に汲み出すための人力による汲み揚げポンプを再現している場面
1人どのくらいの時間汲み揚げるのかの説明はなかったが、簡単なことじゃなかったろうに…


精錬の様子 銅貨がお賽銭のように盛り上げられていたのが印象に残った
アルミの一円玉を置く捻くれ者も多いようなのが笑える


このような深い谷筋に銅山はあった


真っ赤な鉄橋を渡って上りの列車が入ってきた
折り返しの便に乗って下に降りる

午後は新居浜駅前にある、その名も「あかがねミュージアム」で開かれるピアノ発表会へ
名前のとおり建物の一部を銅でふいている


妹君が引いた曲名は忘れてしまったが、しっかり弾けていた


発表会を終えて外に出るとすっかり黄昏ていて、このあと、近所の寿司屋で向こうのおじいさんも加わっての宴になり、いささか飲みすぎたかも
流石に寿司屋だけあって瀬戸内の魚の刺身が美味しかった♪

さて、今日は姫たちは学校だし、我らジジババは瀬戸内海を渡り、中国山地を横断して山陰まで。
今日の泊まりは玉造温泉♪♪♪



コメント一覧

平方録
アミさんこんばんは。返事が遅れました。
皆さんのブログにもしばらくお邪魔できずにいます。
こういうのを「旅を堪能してる」っていうんでしょうかね♪
悪しからず!
アミ
ご旅行、堪能されてますね!💐🌹
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「随筆」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事