夏空に変化の兆しだろうか…空が澄渡るようになってきた。
日差しは相変わらず強烈だが、3m前後の海風が絶えず吹いていて、日陰にいれば随分としのぎやすい。
とは言え、夏大好き人間としては海の青さと空の青さに芯まで染まるのが＂正しい生き方・過ごし方＂と心得ているので、夏空を惜しんでパトロールに出かける。
コースはと言えば、青一色に染まるなら海辺を行くのがこの季節は一番気持ちがいい♪
毎度おなじみだが、実は目に入る光景は365日違うのだから新鮮さは感じても飽きることがない。
そもそもパトロールっていうのは目新しい所に行くことではなく、馴染みの、あるいはテリトリー内に何か変化がないかどうかを点検するのが目的であって、間違っても探検ではないから、それでいいのだ。
ただ、今回はいつもより若干先まで進み、相模川を越えて花水川も渡り、大磯町の町はずれまで往復してきた。
大磯の漁港では今巷で評判になっているという一品を味わって来たし…
汗はかいたが、風が誠に心地よく、何より体の芯まで青色に染まってゴキゲンである♪
いつものように片瀬西浜から海辺に出る 富士山は…
かろうじててっぺんだけが雲の切れ間から見え隠れしている
自転車道の幅いっぱいに海岸・道路整備の作業車がやって来た
もちろん作業車の方が砂浜に入り込んで道を空けてくれるが、砂で道路が半分埋まっていなければ簡単にすれ違えるのに…
水平線の彼方にはあちこちに入道雲が
箱根方面は巨大な積乱雲の中
相模川河口手前の柳島海岸一帯は海浜植物がたくさん咲くところ
手前の緑部分にはハマゴウやハマヒルガオ、ハマダイコンが咲き、奥ではハマイバラやハマエンドウの群落が見られる
国道134号に架かる湘南大橋を渡る
「只今の気温」…なんと「９℃」とある
なるほど、橋の上は風が吹き抜け誠に涼しい しかし、辻堂アメダスに寄れば10:30の気温は31℃台なんだけどなぁ
湘南大橋から伊豆大島と思われる上空に立ちあがる入道雲の巨大さに見惚れる
相模川右岸に達し、平塚市内を横断して大磯町との境を流れる花水川までやって来た
背後の小山は安藤広重による東海道五十三次「平塚宿」に描かれた高麗山
花水川河口 左に見えるわずかなすき間から川の水が相模湾に流れ込む
角度を変えて花水川河口を見る かつては右端にも海との合流部分があったが何時のまにかふさがったようだ
三浦半島上空にはモクモクと立ち上がる雲の列が
しばらく走り、大磯漁港脇からまた自転車道に入る
西湘バイパスの陸側の一段高い所（右）の道路が太平洋岸自転車道
ここまで来ると箱根が近い
しばらく西湘バイパスを猛スピードで走り抜ける車を横目に涼しい顔で漕ぎ続けると旧吉田茂邸のすぐ脇に出る
寄り道をして吉田邸でトイレを借りる
この門は「講和条約門」と呼ばれ、敗戦国日本が国際社会に復帰する第一歩となったサンフランシスコ講和条約締結に臨んだ当時の吉田茂首相が帰国後に「記念」にと建てたもの
そういう意味で、重い歴史を持つ門と言える
ここに来る直前、斜め前のコンビニで670mℓの麦茶を買って一口飲んだら、そのまま一気に飲みほしてしまい、もう1本買ったら「あらっ、さっきのはどうしちゃったんです？ エッ、もう飲んじゃったんですか」と女性店員に目を丸くされた
水分補給は大事だからね
コンビニでは「おにぎり全品30円引きですよ」と言われたが、止めておいた
で、しばらく自転車道を戻り大磯漁港の「オオイソコネクト」とかいう交流施設に寄ってみる
ここのカレーが巷でちょっとした評判になっているという
カップに入っていて何だか飲み物みたいだが、さに非ず 一番下がご飯、その上にカレーのルー、そしてレタスの多層構造
右側に映っている棒状のものがスプーンで、これで掻き混ぜつつ、すくって食べる
肝心の味の方だが、口に入れて噛んだ後に割と辛めのピリリ感と魚介のうまみが溶け合って、そこそこに美味しい
量はそれほど多いとは言えないが、小腹を満たすのにちょうどいいかも
値段は税込み440円ナリ なるほどこれなら巷で評判になるかもとナットク
表の看板の目立つところに「大磯フィッシュカレーカップイン」と写真付きで出ていた
イチオシなのかもな
食べ終えて一呼吸入れているといきなりサイレンが鳴りだした
何事…！と思ったら、正午の時報代わりだった
と言うことでサイレンに促され、ボクも帰路に就いたのでアリマシタ♪
（わが家から旧吉田邸までの距離は片道28km余り）
