2週間ぶりのパトロールに出かけた。
ここまで間隔があいてしまったのは、いくつかのヤボ用があったこともさることながら、強風や雨、寒の戻りに加え、あちこちから聞こえてくる花の便りに昨日はあの山、今日はこっちの山懐…と歩いて花を愛でるのに忙しかったせいでもある。
そして、「ようやく」という形容詞を使ってもいいくらい久しぶりに、風の弱い穏やかな春の日差しが降り注ぐ朝を迎え、「よしっ」と自転車を引っ張り出したってわけなのだ。
自分の意思とは関係なく鼻歌が流れ出てしまうくらい気分は上々。
湘南海岸自転車道~湘南大橋~相模川右岸堤防~神川橋~寒川神社~茅ケ崎市と藤沢市北部の田園地帯~引地川左岸堤防~自宅の53kmを時間をかけてのんびりパトロールしてきた。
湘南海岸自転車道沿いではなぜかウグイス、それ以外の河原や田園地帯ではひときわ響くヒバリの声を聞きながら春の柔らかな風になり切って来た♪
2週間ぶりともなるとペダルが軽いのだ♪
何となく霞んだ空に浮かぶ富士山 まだまだ雪化粧中
春は姿を隠してしまうことが多いので、霞んでいても見えるのは貴重♪
砂浜に転がって目を閉じていると潮騒の音が心地良く、日の光は体の奥深くまでやさしくしみ込んでいく
波打ち際から60~70mくらい沖にスクリューを回して水しぶきを立てながら、一向に前に進まない釣り船がいた
多分、海中の起伏に捕まって身動きが取れなくなってしまったらしい 潮が満ちてくれば逃れられるだろうが…
相模川河口に到着
相模川右岸堤防の上を北上すると江戸時代の東海道・馬入の渡しの旧跡碑が建っている
この石碑のすぐ下の河原のJ1 湘南ベルマーレのグランでは選手が円陣を作って、輪の中央で身振り手振りで話す一人の男の話を聞いている
開幕から7試合を終えたがまだ一つも勝ち星がない最下位チームである
明日10日の地元平塚でのジュビロ磐田戦で何とか焦眉を開かないと…
日本の川はどこに行ってもサクラ並木があって嬉しい
もう終わっているだろうと思っていたが、まだ頑張っている♪
ここも桜並木が
神川橋を渡って左岸側に戻る ここまで来ると丹沢山塊が霞の中から姿を現した 富士山も左端に見えている
ボォ~ッと霞んでいるが丹沢の大山が近くに見える
茅ケ崎市と藤沢市北部に広がる田園地帯に差し掛かると前方に黄色い帯が見えてきた
相模川に合流する小出川
秋になればヒガンバナが咲き乱れるところだが、春は菜の花
この辺りに座ってコンビニで買った握り飯を食べた
ミツバチがいたら大喜びだろう
ヒバリが囀り、実に長閑
そろそろおしまいのレンゲ畑
田植えの準備はまだ先らしい
芽吹きが始まっている
一山越えると引地川べりに出る
ここにも両岸にサクラ並木があるが、もう見ごろは過ぎただろうと思っていたら、あに計らんやまだまだ楽しめた
河原に下りて水遊びする人の姿も 水はもうとっくに温んでいるから…
白いブラウスと赤いスカートの若い女性が三脚にカメラを設置して自撮りしながらあれこれポーズを作っていた
すっかり春である