口じゃ何言ってても、とどのつまりは「中止」のダイビングヘッドをズバァ~ンと決めて世間の喝さいを浴びるんだと思っていたけどね。
奴ならそれが出来ると…
しかし、ローガイ批判に密室批判まで出て来たんじゃしょうがない。
カワブチサブローまで巻き添えにして、つくづくモリキローってやつは罪深いね。
モリキローって言えば、そもそも前任者の小渕恵三首相が脳梗塞だかで倒れた後、モリを含めた4人組が談合して「あんたソーリやれよ」「よし来たっ」と決まったソーリで、その時から密室批判にさらされ、結局は短命に終わったシンキロー(蜃気楼)みたいな人物である。
組織委会長に就いたこと自体‶同じ穴〟のアベなんちゃらの人事だから、こんな結末を迎えるのも当然と言えば当然か。
そして、いよいよ大詰めだね。
エンブレム問題から始まったんだったっけ?
そして国立競技場のコンペからのやり直し、暑さを理由にしたすったもんだの札幌へのマラソン会場変更…
それ以前には不正献金問題で開催都市の首長である前都知事がその座から転がり落ちたし、JOC会長だった竹田何某も招致に関係する金銭のキックバックを受けたとかナントカで辞任を余儀なくされた。
キックバック疑惑は奴ひとりなのかという疑問は付きまとうが、今のところ蓋は閉まったままだ。
スローガンだって最初は「東日本大震災からの復興」だったんじゃない?
節目の10年を迎えているっていうのに、最早そのスローガンはどこかに消えた如くだし、今は「コロナに人類が打ち勝った証」なんぞとチャラチャラ言ってるが、日本じゃワクチンひとつ作り出せないくせにちゃんちゃら笑わせる。
いや、そんなことより深刻だったのは、招致の段階から首相のアベなんちゃらが全世界に向かって「フクシマはアンダーコントロールだ!開催には何の支障もない」と真っ赤なウソの大見得を切ったことだった。
これこそが今回の五輪の本質なのさ。
いうに事欠いて…日本人に生まれてあんな恥ずかしい思いをしたのは初めての事だった。
あそこで呪いが掛けられたんだと思う。
この大ウソつき野郎にも祟りは及んで、病気を理由に政権を放り投げるし…
そして大詰めに来てのこのドタバタ。
こんな状態でどんな顔してオリンピックを開催すれば大枚を払わされる都民はもちろん、足りない分を払わされる国民が納得できるかだ。
開く意義ってのはこんな今でもあるんだろうか。
そもそも、こんなに薄汚され、こんがらがってしまって、火中の栗を拾う人が現れるんだろうか。
写真は見出し写真も含めて北鎌倉・浄智寺境内の白ウメとロウバイ 背後の茅葺屋根は茶席の「龍珍荘」