途中からだったので、まだ全体像は把握していない。
新聞で演説全文を読んで見てからでないと、その評価はできないが、「核兵器廃絶」ではなく「核兵器の不拡散」を誓ったように聞こえたんだけど、それだとプラハ演説からの後退じゃないの。
確か「私が生きているうちの核兵器廃絶は難しい」と聞こえたけど、そう言ったのなら正直は正直だけどちょっとガッカリだぜ。
「核兵器廃絶はあきらめた」って言ってるのと同じじゃないの。
近隣の独裁国家のように、現実は確かに拡散による使用の危険性の方が高いのかもしれない。
ま、オバマも間もなく交代だし、今後もこの問題に取り組むとしても、「元」の肩書きだから、その指導力、影響力は限定的にならざるを得ない。
「核兵器廃絶へ勇気を持とう」という発言自体が困難さを物語ってる訳だ。
オバマ本人は本気でなんとかしたいと思っているのかもしれないが、肝心の被爆国が核の傘に頼る一方のスタンスしか取れないんだから、オバマばかり責めるわけにもいかない。
オバマの隣で得意顔で突っ立っていたアベなんちゃらは、憲法を改悪してあわよくば核武装、とも思っている男である。
オバマの認識の方が正しそうなのが、しゃくにさわるけれど、それが現状なんである。
泉下の被曝犠牲者はなんと聞いただろう。
さて、オバマヒロシマ演説に加えて、5月27日は43回目の結婚記念日にして母親の命日。
親不孝の息子が命日を忘れることがないように、あえてこの日を選んだのだと思う。
そのトリプル記念日に妻と日光を訪れたというわけである。
小学校4年生か5年生の遠足が日光だった。
しかし、小児喘息に苦しめられていた小学生時代は、楽しいイベントのたびに発作を起こして参加できなかったんである。
日光も然り。だから中禅寺湖や戦場ヶ原には行ったことがあるが、東照宮とその周辺は初めてなのである。
日光の家康ゆかりの史跡の数々は平成の大修理の真っ只中で、陽明門然り、唐門然り、鳴き龍のある本地堂然り、三仏堂また然り。それらは一部は覗けるが幕の中だった!
しかし、金ぴかで極彩色に塗られた陽明門の一端は垣間見れたし、唐門も同様。
鳴き龍もしっかり聞いてきたし、眠り猫も三猿もちゃんと確かめてきた。
これらの修理が終わった後、光り輝く陽明門や唐門の全体像を見てみたいものである。
さて、今日はこれから姫の運動会である。
初めて見る金ぴかの陽明門の一部
唐門
眠り猫
上神庫の象
唐門の彫刻
家康の墓の門
家康の墓
神橋
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