待ちに待ったソメイヨシノやヤマザクラが満開となり、野山に名も知れぬ草花が咲き乱れ始めているっていうのに、昨日も今日も最低気温がたったの3℃とか4℃…
これじゃ霜が降り、場合によっては雪になってもおかしくない。
何だってここまで往生際の悪い冬将軍は珍しいんじゃないか。
4月だっていうのに…まったくもって腹が立つ。
いつもはベッドにもぐりこむとすぐに寝入ってしまうのだが、昨夜はなぜだかなかなか眠れなかった。
おかしなことがあるものだと思いつつ、飲み足りないってこともないし…と寝返りを打っていて、そうか、少し寒いのかもしれないと気付く。
10日くらい前から掛け布団1枚で寝ていたのだが、念のため外した毛布を挟んだところ、体中がポカポカしてきて「あぁ、この感覚だ、あったかいや」と、ようやく眠りに落ちた…らしい。
ボクは寒いのが嫌いだから、こういう季節の逆戻りにはひと際腹が立つ。
自然相手の事だから逆らえないことは頭で分かっていても、気持ちは納得しない、納得なんか出来っこない。
今冬は寒かったし、期間も長かった。
もう十分だろうに、まだ足りないってのか…今日も寒いらしい。
大きな森の林床で白雪姫…じゃなかった、シラユキゲシがお目覚めだ
数年前に初めて目にした時は「エッ!こんなところに…何の花?」と思ったものだった
中国南西部から東部の標高1400~1800mの森林やヤブなどに自生している外来種だそうだ
咲いているのは入り口から細い道を30mほど入った道沿いのやぶの下で、如何にも誰かが持ち込んで植えていったことをうかがわせている
自然の植生に反するようなことはあまり感心しない行為だと思うけれど…
こちらの白い清楚な花はバラ科のモミジイチゴというらしい
時々見かける花だが、下を向いているのでなかなか表情を見る機会がなかったが、今回はしゃがみ込んで下からレンズを向けてみた
名前を調べたGoogleレンズとは意見が合わず、結局、自分であれこれ調べて「多分これに間違いない」と思ったのがモミジイチゴ
葉っぱがモミジによく似ているし、扁平なトゲもある
秋には黄色い実をつけるそうだが、そう言えば黄色い実を見かけたような記憶がある
知らなかった植物の名前が同定できるのは嬉しい♪
遠くからもよく映えるこの花を見てヤマブキかと思ったら違うようで、これもGoogleレンズに聞くと「ヤマブキソウ」と答えてくれた
この回答はボクも同意できた
そもそもヤマブキはバラ科で5弁、片やヤマブキソウはケシ科で4弁だそうだ
確かに奥に見えるツボミがケシの仲間だってことを物語っている
ヤマブキは5弁 4弁はヤマブキソウ 実に明確な違いがあった
しばらく単車状態が続いたわが家のニリンソウがようやく2輪になった
小さな花だが清楚な姿がいいと思う