平方録

ったく 何やってんだか

結局、やつが選んだ道は45代アメリカ大統領として世界平和や核の廃絶といった人類共通の願いに道筋をつけるためではなく、選挙の時から言い続けてきたアメリカファーストでもなく、ただただ中間選挙を有利なものにして自身の再選に結び付けようという自己中心的、自分ファーストのための政治ショーを演じて見せただけのことだったのだ。

まだ昨日のテレビニュースを見聞きした段階だけの印象で、一夜明けて早朝にこれを書いている段階では細かく内容を精査したわけでもないから正確なことは言えないまでも、肝心の非核化についてさえ共同声明に盛られた内容はとてもあいまいで、本当に実現するのかどうかも怪しい内容である。
これがディールの達人を自認する45代の実相だとすればちゃんちゃらおかしい。
何が取り引きの達人だ。これまではよほどの交渉下手や最初から弱い立場の相手としか取引してこなかったんじゃないのか。聞いてあきれる。

政治は素人でもビジネス界で取引の達人として鳴らしたのであれば特別な勘が働いたりして、場合によっては瓢箪から駒が出てくるようなこともあるかもしれないと密かに期待した自分自身の甘さに呆れる。
北の坊やはどうなる事かと思って決死の思いでやってきていたのだろうが、何の言質も取られず、厳しい約束もさせられず、逆に相手の45代からは体制保障の約束まで取り付けたのだからルンルン気分で中国政府差し回しのアメリカ製ジェット旅客機の椅子に深々と身を沈め、安心しきって帰国の途に就いたことだろう。

これで朝鮮半島における新たな核保有国は中長距離ミサイルも核弾頭も完全には手放さないまま、手放すポーズだけを世界に示しながらあいまいな形で存在し続けることになった。
おまけに自国の問題でありながら自分自身ではどうにもできず、かと言って汗をかこうともしないでここ数年放置しっぱなしにしてきている日本人拉致被害者の救済まで45代に委ね、「被害者を返すように北の坊やに言ってくださいね」と何度も念押しする我らがアベなんちゃらを見るにつけ、猛烈な違和感を覚えるのだ。

他人のフンドシで相撲を取るという言葉があるが、アベなんちゃらの場合は他人のフンドシどころか自分は土俵にも上がらず、土俵下で服を着たまま友人に相撲を取らせる厚顔ぶりである。
こんなことで拉致被害者を取り戻せるとでも思っているのだとしたら、とんでもない食わせ物である。卑怯者と言ってもよい。
無責任な奴らが思慮分別もなく好き勝手に動き回るだけだから、ますます世の中は混迷し、ちっとも霧が晴れないどころか、ますます霧が深くなってゆく。





天気晴朗なれど波高し=江ノ島湘南港堤防から


堤防の内側ではこんなに大勢の太公望が



こんな大魚を釣り上げた人も。2・2キロだというクロダイ。ここでこんな大物を目にするのは初めて
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「随筆」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事