ボクのブログに1通のコメントが届いていたのだ。それも宇宙人から!
ふた昔くらいなら、宇宙人と聞いても世間は「バカ言うな、そんなものいるわけないだろ」くらいの反応が関の山で、地球人の貧弱な頭脳が描く宇宙人はせいぜいタコのように足がたくさんある火星人くらいのものだった。
あんなタコの出来損ないが現れたら誰だってすぐに眉に唾をつけるだろうが、コメントをくれた宇宙人は人間と同じ姿をしていて、写真を見たことがあるのだが若くてキレイなお姉さんの姿をしている。
若くてキレイと言うだけでボクは嬉しくなるのだが、この宇宙人がとっても宇宙人なんである。
ん?
つまり書いているブログの内容が面白いのだ。
「面白い」という単語には相当幅広い意味が付与されていて、単に笑えるとかおかしいというような限定的なものと違って、ちょっぴり悲しく苦いことも含めて、それらの心のひだのようなものが見え隠れしていて興味深く、しかも書かれていないことも含めて見えるようで、すべて面白いのだ。やっぱり宇宙人のなせる業としか言いようがない。
何で書かれていないことまで分かるんだという質問は愚問中の愚問で、そういう人は裏口からこっそりと出て行ってもらいたい。
この宇宙人はエーコさんと言って九州大分で八百屋さんをしていて、そこの女店主であるらしい。
結婚していて、どうやらご主人に大のホの字のメロメロ状態のようで、時々ブログ上でご主人をけちょんけちょんにけなしたりするのだが、それ自体がメロメロぶりを告白していて実にいじらしく、可愛いのである。
何もブログ上でノロケるこたぁねぇ~だろ! と思うのだが、そんなことは実に余計なことなのだが、読んでいて微笑ましい。
読ませてもらっていて楽しいと感じる背景に横たわっているのがエーコさんが「田吾作主人」と呼んでいるご主人と2人で挑んでいる仕事と暮らしの奮闘ぶりを描いているからで、そうか、九州で若い2人がコケツマロビツしながら奮闘しているんだなぁ、頑張れよっていう気分になるのだ。
去年「八百屋レストラン・洗濯船」という小さなレストランを開いて奮闘中なのだが、田吾作ご主人自らレシピを考え、腕を振るう料理と弁当が安い上に食材の種類が豊富で、味付けが凝りに凝っていて大人気になっているんだという。
出来上がった弁当や料理の写真を見ると確かに食材の豊富さが分かり、色合いも含めて美味しそうなのだ。
で、そのエーコさんから届いたコメントには平方録の文章がとても勉強になるとほめてくださり、田吾作ご主人ともども文章のお手本にしたいというもので、こそばゆい限りだが、つい嬉しくなってナントカと煙のように高いところに舞い上がってしまい、こんなつたない文章になって下りられなくなっちまったんである。
何ということでしょう! このぎくしゃくぶり。
ボクの場合は腹が立っている時ははスラスラ、ずんずん立て板に水どころか、すべりの良い油だって流せるのだが、褒められるなんてのは慣れないことなので、どうも勝手が違うのだ。
しかも褒められたことがないものだから若いお2人さんにエールを送るのも上手にはいかないのだ。
人間調子に乗って慣れないことはするもんじゃないなと、ちょっぴり後悔している。やれやれ。
おっと、肝心の宇宙人エーコさんのブログのタイトルは「九州産野菜・果物 大分の石川青果のエーコです!!」です。
用事があって小田原まで行ったので城址公園に寄ったのだがサクラはちょっと早かった
で、花より団子!
近くの老舗蒲鉾店で揚げたての魚のすり身にタマネギを加えたのを串に刺してもらい、地元の酒と一緒に天守閣の下で飲ってきた。揚げたてってのはそれだけでごちそうですナ
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heihoroku
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