最寄りのアメダスによれば今朝の海辺の町の最低気温は2.4℃(4:28)だったらしい。
一昨日が1℃台だったことを思えば、やや上がってはいるが、ぬくぬくした布団から這い出たばかりの身には1℃も2℃も変らず、強烈に寒い。
今日明日と日中の気温は3月か4月並みまで上がるそうだが、これだって長続きするわけはないし、もしかしてウグイスの初音が聞けるかな…という期待はあるが、用心深いウグイスの事だからどうなるか注目している。
仮に、この辺りで初音が聞けるようだと、春への期待がぐっと膨らむんだけどね♪
ところで、寒い寒いと言っているが、この寒さには種類が三つあるんだそうな。
「風冷え」「底冷え」「しけ寒」
知らなかった…。というか、底冷えはよく使うが、「風冷え」?…ってあまり聞いたことないし、「しけ寒」 に至っては「!?」マークが乱れ飛ぶくらい、何だよそれっ!?
ネットで気象サービスのサイトを見ると、風冷えってのは読んで字の如し。
風が強い時の寒さのことで、風が吹くと体の表面の熱が奪われていくのでこう呼ばれる。一般的に風速が1m増すごとに体感温度は1℃下がると言われるそうだ。
「底冷え」はよく耳にするし、自分でも「うぅっ~、さぶっ!」とかなんとか、思わず呻きたくなるような寒さの時に口を突いて出てくるアレだなとすぐに想像できる。
実際、風が弱く夜間に良く晴れている時などは地表の熱が奪われ、気温が下がる。
これはよく経験することで、現役時代など、特に酔っぱらって深夜帰宅する場合など、星がきれいな晩ほどしんしんと冷え込んでいくのが身に染みたものだ。
気温の観測は地表から1.5m付近で計っているそうで、気温が3℃位のところにいる時、足元は0℃位になるそうで、顔の辺りよりも足元がぐっと冷えて寒さが増すことを指した表現だそうな。
これは実感としてよくわかる。
さて、最後の「しけ寒」…雪や雨が降り、湿度が高い時に感じる寒さだそう。
夏は気温が高いほど蒸し暑く感じるが、気温が低い時は湿度が高いほど寒く感じるようになっているらしい。
「ミスナールの体感温度の計算式」っていう物があるそうで、その計算式によると「気温が10℃を超えると湿度が高いほど暑く感じるが、10℃以下になると湿度が高い方が寒く感じる」んだそうな。
つまり「湿気寒」「しっけ寒」ってことらしい。ひらがなで、しかも「しっけ」を「しけ」と舌っ足らずで表現するからピンと来ない。ちゃんと漢字を当てるか、ひらがなでもきちんと「しっけ」と書いてくれれば理解しやすいものを…海が荒れた時(時化)の寒さ? と思うじゃないか。
そして結論。
風が吹けば寒いし、夜間に良く晴れればそれはそれで寒い。ましてや雪や雨になればそれも寒い!
結局、冬はどう転んだって寒いっ!ってことじゃないの。
近所の高台から