2日続いた「房総前線」による曇天が、昨日は嘘のように晴れ上がり、雲一つない青空が広がった。
3日ぶりの太陽の光はあくまでも明るく、その光量を増してきているようで、日だまりにいさえすれば心地よいことこの上ない。
しかし、空気は冷え切っていて「寄らば切るぞっ!」みたいな緊張感をはらんでいて油断がならない。
午後は月に1度の句会でビルの2階のがらんとした会議室にいたのだが、途中で胴震いが来るような寒気に襲われた。
「暖房が弱いんじゃないか」と仲間に同意を求めたが、「ちゃんと温風が出ている」とニベも無く、コロナ対策のために開けっ放しにしていた2つの出入り口の扉を閉めて調節しただけ。
それが原因かどうかわからないが、夕方、胃の辺りが重苦しくて不快である。
風邪のウイルスがお腹に来て、胃の具合がとても不快になることをこれまでも何度か経験してきた。
それかもしれないな…と思いつつ、夕食は普段の4分の1程度にし、胃をいたわるように、いつもより薄くした焼酎のお湯割りを、それも1杯だけで我慢する。
ヤレヤレという感じ。そして念のため胃薬を飲んで寝たのだった。
暖かな春が待ち遠しい。
今朝起きてみると幸いなことに、胃のもたれはほぼ消えている。
昨日の今日の事だから全快とまではいかなくとも、多分、回復方向に向かっているんだという気がする。
この調子で、せめて今日一日静かにしていれば霧は晴れるだろう。
この時期、下手に風邪なんか引くとややこしいことになりかねない。なので、ちょっとホッとする。
長谷の長谷寺
境内の多くのウメはまだつぼみだが、この一角はきれいに咲き誇っている
本堂横から背後の山の斜面に作られた細い散策路を登ると由比ガ浜から材木座にかけての海が見える
恥ずかしながら、昨日の句会の提出句(兼題は「春」)
ひっそりと鶯神楽春浅し
日も射さず節分らしき寒さかな
春を待つ地際に一輪節分草
立春や寒さも逃げる明るさよ
願わくば春の雪より温い雨