あれっ? 今日はぐっと冷え込むんじゃなかったっけ?
起きてみるとまだ辺りは真っ暗で、オリオンがやや東に寄った南の空に大きく輝き…と言うことは、予報は雨だったが晴れてもいる…
しかも、いきなり11月下旬のころの温度にまで気温が下がりそうだというから、昨夜寝る前にそれなりの服装を用意しておいたのだが、ベランダとの境の折り戸を全開にしておいても部屋の中は27℃を示したままだ。
おまけに蚊に刺されたらしく、足首のところが痒くてたまらない。
5時近くなると東の空が薄いオレンジ色に染まり始めた。
愛媛県に住む中2の孫娘が、打ち込んでいる部活動のテニスで地区予選を勝ち抜き、県大会に駒を進めることになったことは少し前に書いた。
それで姫の躍動をこの目で見たいし、間近で声援も送りたいと、コロナ禍で自粛していた旅行を決断し、県大会が開かれる宇和島市まで長駆遠征する決心をしていた。
姫の方からもラインで「宇和島遠いけど、応援来てほしいな~」と率直な希望も寄せられていて、より一層決意を固めていたのだった。
ところが、姫の母親からトンデモナイ連絡が届いた。
県大会は11月13日に宇和島市の津島プレーランドテニスコートで開かれることが決まったが、観戦できるのは2人だけだと言い、「残念だけど今回は遠くから応援してほしい」と。
危惧した通りになってしまった。
もう言葉も無い…
世の中はコロナに関する規制解除の方向じゃないか!
第一、サッカーだって野球だって、大相撲だって、今はほとんど制限なく観客を入れている。
まだ少し状況が怪しかった夏の甲子園の高校野球でさえ、密集が出来ない程度には観客を入れていたぞ。
外国人の入国規制だって今月11日以降はほぼ撤廃されることになっているじゃないか。
世の中の流れはウィズコロナで、規制解除の方向だぜ。
そもそも中学生のテニスの大会に観客が大挙して押し寄せるか?
せいぜい出場する選手の友だちやボクたちのような祖父母程度だろうに…
まぁ、スタンドのあるテニスコートはそうざらにあるものじゃないから、元々観客を入れるスペースがないのかもしれないが、近づくことも許さないとは、あまりに悲しい。
グーグルマップで試合会場の航空写真を確かめてみたが、コートが11面もあり、周囲をフェンスで巡らせ、生け垣か樹木で囲われている。
フェンス沿いは道路になっているらしいから、そこからのぞき見は可能かもしれない…
しかし、姫がどのコートで試合しているかを遠目で探すのは厄介だろう。
加えて試合会場は宇和島の市街地からはだいぶ離れたところに立地していて、車でも持っていなければアクセスするだけで苦労しそうだ。
その気になったのだが、とても悲しくやるせない。
あ~ぁ~…
けさ5:15の東の空
5:23