3日ぶりにきれいな青空が広がったので、午前中、散歩に出た。
正確に言うと、出かけようとしていたら雲が太陽を隠してしまったが、風もほとんどなかったのでそのまま家を出た。
12℃とか13℃くらいの気温だったようだが、歩いていると何故だかじんわり汗ばんでくるようで、こういう感覚は久しぶりである。
何だかとても春めいて感じられたのは、期待していなかった分、いささか驚きであり、やっぱり季節は春に向かって動き出したのかなと嬉しくも思えた。
そう感じたせいか、いつもの池と森の公園内の池のほとりの立ち枯れのアシが薄っすらと緑色を宿しているようにも感じられ、眼をこすったりもした。
というのは『早春賦』の歌詞を思い浮かべたから…
春は名のみの風の寒さや
谷の鶯歌は歌えど
時にあらずと声も立てず
時にあらずと声も立てず
氷解け去り葦は角ぐむ
さては時とぞ思うあやにく
今日もきのうも雪の空
今日もきのうも雪の空
春と聞かねば知らでありしを
聞けば急かるる胸の思いを
いかにせよとのこの頃か
いかにせよとのこの頃か
2小節目にある「葦は角ぐむ」の「角ぐむ」の意味は「葦、薄、真菰などが角のような芽を出す」(大辞林)だから、ひょっとしたら芽吹きが始まっていてもおかしくないな…と思ったのだった。
去年はここで2月22日に初音を聞いた。
まだひと月先の話だが、今年の暖冬傾向を思えば大幅に早まっても不思議ではないとさえ思う。
そんなことを思っていたら、2日間も冷たい雨が降り続いたのに、足元の草むらにオオイヌノフグリの小さな青く澄んだ花がいくつも咲いているのに気付いた♪
もうすでにあちこちで咲き出していて、ボクが見過ごしてきただけかもしれないが、これなども「おぉ♪」という感嘆符抜きでは語れない。
カワヅザクラは順調に咲き出しているし、春は少し急ぎ足でこちらに向かってきているように感じられて、なんだか久しぶりにウキウキしてくる感じを味わっている。
これぞ早春賦そのものではありませぬか♪
曇ってしまったが視界は良好で、伊豆大島が良く見えていたし、右奥には利島まで…
大島までは60km、ピラミッドのように見える小さな島影の利島までは更に30km南にある
利島の右側には巨大な船影が見えていて、多分、飛鳥Ⅱクラスの大型客船と思われる
こちらは71km離れた富士山方面
すっかり雲に覆われてしまい、裾野に積もった雪が一部だけ白く輝いて見えただけ…
ぼんやりと角ぐんでいるように見えるんだけど…
ここのアシの根元辺りは水辺のものより、さらに薄緑色が差しているように見えるのだが…
忘れ物
♫お久しぶりねぇ~ あなたに会うなんてぇ~
まだチラホラではありますが…
住宅の生け垣に魅力的な色の小さなツバキの花?がたった一輪
運動公園のカワヅザクラも次から次へと花を開いている
最初に一輪はお役御免のよう
「あとはお任せください」