見出し写真はコマツヨイグサ。
北アメリカ原産の外来種で海辺の砂地を好み、花期は4~11月。
生態系を崩すことから要注意外来生物に指定されているそうだが、花の直径が2cmほどの小花はいかにもはかなげで、そんなワルには見えない。
昨日、湘南海岸自転車道沿いの茅ケ崎の海辺で草の上に寝転んでいる時に、顔の脇に咲いているのに気が付いた。
慌てて身体の下に踏んずけてしまった花はないがと確かめたが、幸い寝転がっていた場所には咲いていなかった。
この辺りは5、6月になるとハマヒルガオの群落(下の写真)が現れるところで、この花より2回りも大きい直径4~5cmのピンク色を帯びたアアガオのような花が浜を埋め尽くす。
だからこの小さな花に気が向くことはなかったのだが、「生態系を乱す」ということであれば、黙って見過ごすわけにもいかなくなるかもしれない。
こんな穏やかそうに見える浜辺にも苛烈な生存競争が展開されているってわけだ。
しかし、ナントカと秋の空って言うけど、秋晴れが続かない。
一昨日はそこそこ高くて大きくて青い空が広がって気温も上がったが、昨日は薄曇りで雨の心配こそなかったがスカッとしない日だった。
どんどん日は短くなるし、うすら寒くもなっていく秋はもともと好きじゃないからどうでもいいのだが、それにしたってちょっとは安定したらどうなのさと言いたい。
この際、晩秋なんかすっ飛ばして、いっそ冬至に飛んじゃってくれないかなと思う。
なぜかって、冬至こそ陽が再び伸び始める節目だからね。一陽来復って言葉、好きなんだなぁ。
冬至さえ来てくれれば、ほどなくして節分だし、そうこうするうちにウグイスも鳴き始めるだろう。
冬至は春の入り口みたいなものなのさ。それでもって、もの思う秋は春を恋うる季節でもあるんだな。
春ぁ~るよこい ♪
まっ、今朝はこんなところで…
2019.5.17 この光景が駆逐されちゃうんじゃもったいない