顔を洗い、歯を磨き、パソコンを立ち上げてその前に座ってボォ~ッとしていると、まだ暗かったはずの東の空がほの赤く染まり始めた。
予報は雨だったな、と思いつつ東側の窓に張り付いてみると、ナント ! 雨雲が天空を覆っているとばかり思っていた空が燃え始める、まさにその瞬間だった。
たしかに雲は多い。それでも随分広い面積の青空がのぞいていて、朝焼けが始まるところなのだ。
一旦は写真を撮ってすぐにパソコンの前に戻ったのだが、目の前の南の空にも朝焼けの光りの一端が届いて東の空の燃え上がりぶりを伝えてくる。
すると、どうにもその様子が気になって落ち着かない。
元々書きたいことも無くて座っていて、何を書こうかと思案はするのだが、頭なんて全く回転していないのだから、自然のもたらす壮大な夜明けの朝焼けショーを見ている方がよっぽどためになる。
しかも、普段あまり見かけないほどきれいな朝焼けである。
ならば目の保養、眼福、眼福。
この朝焼けの微妙で繊細な色の変化を文字であらわすことは可能なんだろうが、それほどの語彙力も持ち合わせていないし、やってみたところで陳腐に堕ちるだけだろうと思うのは成長した証だろうか。
写真がきれいだからそれを並べて今日のところはお茶を濁そしておこう、などと不埒なことを考えていると雨がベランダの床をたたく音が聞こえてきた。
その雨音に途切れが無くなって来ると、少したって雷までがゴロゴロと遠くで聞こえ始め、降り始めた雨音が一層強くなっていく。
何だい、目まぐるしい…
あれっ、雷が頭の上で鳴り出した。
この朝焼けショー、まったく知らないで起きてみたら予報通り雨が降っていたって思う人、多いんだろうなぁ。
4:35am
4:46am
5:10am (掲げたかったのはこの3枚 あとは付録、おまけ)
5:53am 大粒の雨が落ちてきた
6:08am あっという間にすっかり濡れてしまった
6:09am 朝焼けはすっかり消えている まるでうたかたのごとく
こちらは昨日の湘南海岸の空と海
バイキングの末裔たちも参加している=江ノ島
ミナトを出てレース海域へ向かう選手たち