今朝も満天の星である。
ベランダに出るとすぐ真南の頭上高くオリオン座が覆いかぶさってくるように輝いている。
ベランダに出る直前、いつものルーティーンどおり台所で湯を沸かし、ほうじ茶を入れたのだが、このときクシャミを連発し、鼻水を垂れ流してコンチクショウとうめいたが、外気に触れて止まったようだ。
昨日まで吹いていた冷たい北風が止んだので、午前4時の外気はちっとも冷たさを感じない。
むしろフレンドリーに体を包み込んでくる感覚がある。
だからだろう、単純なものだ。
今日も秋晴れが広がるのは間違いないようだ。
行楽日和ってやつだが、例年、いくつかある秋の3連休の鎌倉はヒトもクルマも公共交通機関も大混雑し、レストランだって行列しなくては食事もろくに取れなくなる。
唯一の例外は尾根歩きだが、いくつかある尾根道のうちハイキングコースと名付けられた尾根道には観光客が殺到するから、そういうところにも近づかない方が無難である。
例えば北鎌倉の浄智寺脇から長谷の大仏へと続く大仏ハイキングコースなどは、狭い尾根道に切れ目がないほどの人の行列が双方向とも続く。
ハイキングコースと言ったってそもそも尾根道だからすれ違いなんてできないところも多く、山の中で大渋滞が起きたりする。
そんなのでどこが楽しいのかとも思うが、コンクリートで固められた都会からくれば緑の中を行く尾根道はそれだけで空気はおいしく感じられるだろうし、エスカレーターの代わりに自分の足で坂を上り下りしなければいけないところさえ、新鮮に感じられて満足するのだろう。
地元の気の利いた人ならそういう尾根道には近寄らず、人気のない林閑とした尾根道を選んで歩くだろう。
ただしボクにはそんな余裕もなく、夏の間、放置し続けて目も当てられないような草ぼうぼうの庭に出て、草取りや枯らしてしまったつるバラの後始末のために時間を費やそうと思う。
近所の池と森の公園の草むらで見かけた小さな花
多分ゲンノショウコだろうと思う
群れになって咲いていた
林床ではツリフネソウも盛りを迎えている