昨日のブログに掲載した東慶寺境内から見える反対側の山に伽藍が広がる円覚寺へ。
毎週日曜日の朝に開かれていた坐禅会が20年3月の声を聞いた途端、中止になって以降、丸2年が過ぎ去った。
火の気のない大方丈で寒さに耐えつつ一冬を越え、いよいよ春三月だなぁ♪ と喜んだのが昨日の事のようだ。
以来、元には戻っていない。
ボクの坐禅もそれ以来、ほとんど途絶えたままと言っていい。
所詮その程度の覚悟なのだから推して知るべしだが、凡人には大本山が漂わせているそれらしい雰囲気というものも自らを動かすうえで欠かせないものだということをしみじみ知らされた。
毎朝午前6時からの暁天坐禅会は再開されているから、その手がないではないがブログを書く時間と重なるし…
8時だって寒いのに、冬の午前6時なんて暗いし寒いし。
第一、週一ぐらいがちょうどいいのだから、毎日はちょっと二の足を踏む。
偶数日曜日の日曜説教はネット配信で再開し、申し込めば人数を限って会場で話が聞ける。しかし、その後の坐禅会は開かれていないようだし…
凡人は凡人ゆえの勝手な理由を振りまいて「今まで通りじゃなきゃヤダ」と駄々をこねるのである。
そんなわけで、山門をくぐるのは久しぶりのことだった。
いきなり最深部にある黄梅院から
背後の山のサクラはほぼ終わっている
濃いピンク色のツバキ
「紅」と…
そして「白」
足元にはイカリソウ
濃い青色のスミレ…
アップしてみると…
iphoneは時々思わぬ解像度を示して使い手を驚かせることがある
花の奥の細かな毛まで写るなんて!
タチツボスミレ
芭蕉と同じく「何やらゆかし」の菫草は好きなものだから、もう1枚
門の脇にたくさん咲いていたこの小花の名前は知らないが、ピントが合わなくて苦労させられた
花は終わってる?
とにかく小さい ひとつ一つの花は3~4㎜位しかない
門に通じる階段下の掲示板 掲げられているのは以前と変わらない坂村真民の詩だが、これまで見慣れた筆跡と違う筆遣いで書かれている
黄梅院の住職が横田南嶺管長から別の和尚に交代したためだろう
新緑とシャガ
居士林の紅葉は相変わらずきれいだ
釣鐘水仙という和名を持つシラー・カンパニュラ―タという花によく似ているが…
はて…
すぐそばの石仏に供えられていた
色違い?
これも似てる…